ヒカラビ一家の花日記

山の上に住む花農家から 魚沼発のあれこれを

スキーこどもの日

2009年02月15日 | 家族

毎月第3日曜はスキー子供の日でリフト券が無料だ。
今日ヒカラビ君は、ヤス、アラキ、シュンスケと須原スキー場に行った。
いつも行く小出スキー場と違い、須原スキー場はコース幅が狭い。
「一人勝手に飛ばすんじゃねえぞ!」と、よくよき言い聞かせて送り届けた。

ヤスはスキーを始めて2年目。
滑る度に上達するので面白くてしょうがない。
アラキは野球で鍛えた熱血スポーツ少年だ。
シュンスケは天才肌の子で、スポーツは何でもできる。2回目のスキーでパラレルターンをやってのけたそうだ。
でも、アラキとシュンスケはボードだ。
お調子者ヒカラビ君はこのコースで腕を磨いた、いわばホームだ。
張り切りすぎてコースから飛び出さなきゃいいがと少し心配なのだが、、、
タイプの違う4人が滑りにくい雪質の中、いつもよりきついコースを子供たちだけで一日滑るわけだ。

最近とても疑問に思うニュースを読んだ。
「鳥取県の小学校には学級委員がいない」

子供にはそれぞれ個性があって、能力にも差があり、分野ごとに得意不得意もある。
時には強いものが従えようとすることもあるが、一緒にすごそうと思えば、それぞれの能力と個性を認め合って協調するものだ。
その中から自分の一番伸びるところを見つけて磨いていく。
伸びるためには競争は絶対に必要なことだと思うのだ。
敗北の痛みは子供のうちのほうが小さい。

学級委員のことを子供たちに聞いたら一人が、 「俺、立候補したけどバトルに負けて落っちまった」 と笑いながら答えた。
こいつらは大丈夫だなぁと思うのです。


途中に見える閉鎖しているスキー場は 「元アクシオムスキー場」。
昔は「権現堂スキー場」といった。
市営のスキー場は5つあるが、どれも経営が苦しいと聞いている。
もし一つにしようといったら、ここが一番良いゲレンデだと思う。
もちろん、地元経済うんたらかんたらを抜きにしての私感だが。

位置は5つのスキー場のちょうど真ん中になる。
ふもとは初心者用、上に行くほど上級者用。
ゲレンデ幅も広く長い、ダウンヒルコースもある。
頂上の眺めも良く、立派なハーフパイプもある。
斜面は北西向きなので雪質もよくシーズンも長い。
駐車場も休憩室も広いし、おまけに温泉センター「神湯」がすぐとなりにある。
なぜ?と思うのだ。

優れたものが必ず生き残るとは限らない例がここにある。

迎えに来いと言う電話がまったく無いが、さすがに5時には迎えに行った。

それぞれが個性のまんまの滑り方で5時ぴったりに下りて来た。
やっぱりこいつらは心配要らない。


コメント (6)
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