WATERCOLORS ~非哲学的断章~

ジャズ・ロック・時評・追憶

やった!「大吉」

2015年01月01日 | 写真

 あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。

 私の住む街は大晦日から雪だったので、初日の出は無理かなと思っていましたが、ちょっと遅れて、雲の間からお日さまが現れました。写真は、私の書斎の天窓から撮ったものです。

 震災からもうすぐ丸四年ですが、被災地域ではかさ上げ工事もはじまり、春には震災復興住宅第一号も入居可能となるようです。経済力のある人たちは次々と新しい住宅を建て、街の風景もだいぶ変わってきました。街のいたるところで山を切り崩す工事が行われ、道路は切り崩した土を運ぶ大型トラックでいっぱいです。一方、被災した人たちの多くが未だ仮設住宅住まいで、不自由な生活を強いられているという現実は相変わらずです。神戸の時とは違って高齢者が多く、自力で新しい住居を手つくることができる人ばかりではありません。自宅のすぐそばの仮設住宅にも大きな変化は見られません。私の書斎から見えるこの仮設住宅には、教え子も何人か住んでおり、複雑な思いです。

 

 午後になって近くの神社にお参りに行ってきました。海のすぐ近くにあるにもかかわらず、その周辺だけ津波の被害を受けなかったという、神様のパワーを感じる神社です。田舎のさびれた神社ですが、意外にも多くの参拝客でにぎわっていました。お参りするのに行列ができる程でした。

 次男の進路決定の年でもあるので、絵馬を奉納し、おみくじを引きました。肝心の次男は「小吉」でしたが、私は何と「大吉」でした。おみくじで「大吉」なんて何年ぶりでしょう。おみくじに本当に「大吉」なんてあるんですね。私の周りに何かいいことがあればいいと思います。津波で荒れ狂った、すぐそばの海は、今日は本当に穏やかでした。