◎今日の一枚 480◎
Rickie Lee Jones
Pop Pop
昨日の地震は結構すごかった。ちょっとだけ、「3.11」を思い出した。私の書斎は、CDや本が棚から落ちてめちゃめちゃの状態だ(とはいっても「3.11」の時に比べれば3分の1程度か)。今日はほぼ一日中片付けだ。ちょうどよいと思って、ほとんど見ない書類関係をシュレッターにかけ廃棄した。おかげで書斎はしばらくぶりにすっきりした。しかし、「3.11」以来、大きな地震があるたびにCDが棚から落ち、そのたびにケースが破損していく。ストッパーを付けているのだが、大きな地震には効果はないようだ。大体、CDが増殖しすぎたのだ。こんなにあっても、実際よく聴くのは100~200枚程度だろう。根本的な解決策を模索する時期かもしれない。すべて電子データ化するとか、プラスチックケースを廃棄てファイルケースにするとか考えてみようか。しかし、とんでもない時間がかかりそうだ。いつか「終活」を考え始めたときには処理しなければならないだろう。
今日の一枚は、リッキー・リー・ジョーンズの1991年作品『ポップ・ポップ』である。これはジャズである。参加ミュージシャンや取り上げられた楽曲のためではない。そのスピリットが正真正銘のジャズなのだ。そういえば、少し前に取り上げたリッキー・リー・ジョーンズのトム・ウェイツに関する言葉の中にもこんな一節があった(→こちら)。
私たちは同じ通りの周辺を歩いているの。私たち2人にとっては、主にジャズのためにこういう状況になったのだと思うわ。私たちは人生のジャズ側を歩いているのよ。
今、片付けの終わった書斎で聴いている。いいアルバムだ。