日銀、0.1%に利下げ=景気下支えへ7対1で-白川総裁「最大限貢献」(時事通信) - goo ニュース
昨日19日日銀が金融政策決定会議で「金利を0.2%引き下げ0.1%とする事を決定し即日実施した」そうです。
日銀の金利引下げは前日から「予想されていましたし米国が0金利政策を取った以上日本はそれに追随するのが一般的判断でしょう」
しかし幾つかの疑問が生じます:
まず10月31日の金融政策会議で「金利を0.2%さげ0.3%にしたばかり」なのです。
爺でさえこの時感想を書きました。米国の金利下げが「その時点で止まる見通しなく更なる下げは念頭に置かなければならなかった筈です」
そうかと言って米国の金利下げに(このときは欧州も)日本が無反応も政治的に良くないので僅かに下げる(例えば0.1%)としておけば今回の米国の0金利に対応する金利幅が残ったのですがね。
尤も米国が0金利で日本が0.3%の金利で「更に円高が促進してしまうのか?」その辺りについては疑問を呈する専門家もいます。
昨日昼以降のドル円の為替相場は88円台からはっきりと反転する様子は見せませんでした。89円台をつけ引けましたからまあ「ドルをどんどん売って円を買う」との動きは止まったようです。東証株価も78円安の8588円で引け米国の0金利政策に対する影響は最小限にとどめる事が出来たようです。
良かった良かった。
これまで何度も書いてきたように米国のドル札は71年に金との兌換を振り切って単なる紙幣になりました。(ニクソンのドルショック)
これ以降米国は財務省が造幣局で輪転機を回せばドルは幾らでもすれる事になりました。その結果お札を出しすぎればインフレ(紙幣の価値が下がる)になるのです。
70年代初め爺の知人が米国に行くのにドルが足りず「闇ドルが1ドル=400円してました(公定レート1ドル=360円)」昨日ラジオ日本でミッキー安川が渡米する時は420円したと言ってましたから爺の記憶も間違いでないでしょう。
それが現在90円前後ですから1ドルの価値が4分の1以下になってしまったという訳です。
この様な図式の中で日本は「輸出立国」の基本を変えないと生き残れません。
今ドルが流通しているのは米国の「軍事力に裏打ち」された強制流通力です。
米国は自分が生き残るため日本に「防衛費を負担しろ」「グアム島への移駐費用を払え」「アフガンに派兵せよ」或いは「輸入関税をさげろ」など等無理難題を吹っかけて来るでしょう。
今日は話が長くなったのでその話は又後日。
米国発の金融危機に狼狽せず暴動も起こさず耐えている日本人は偉い!
時事通信:
日銀は19日の金融政策決定会合で、政策金利である無担保コール翌日物の誘導目標を年0.3%から0.2%引き下げ、0.1%にすることを7対1の賛成多数で決め、即日実施した。金融危機に端を発する欧米経済の悪化などから日本経済も急激に冷え込んでおり、景気を金融面から下支えする必要があると判断。事実上のゼロ金利政策を導入した米国と足並みをそろえる形で、超低金利政策に踏み込んだ。
利下げは10月末以来2カ月ぶり。白川方明総裁は記者会見で、日本経済を持続的な成長経路に戻すため「今後も中央銀行として最大限の貢献を行う」と決意を表明。利下げの幅については「景気刺激効果と市場機能維持とのバランスの中で適切だと判断した」と述べた。利下げに反対したのは野田忠男委員。
日銀は同時に、金融機関向け補完貸付金利を0.5%から0.3%に引き下げた。金融機関が日銀に預け入れる当座預金の超過分に付ける利息は0.1%に据え置いた。(引用終り)
昨日19日日銀が金融政策決定会議で「金利を0.2%引き下げ0.1%とする事を決定し即日実施した」そうです。
日銀の金利引下げは前日から「予想されていましたし米国が0金利政策を取った以上日本はそれに追随するのが一般的判断でしょう」
しかし幾つかの疑問が生じます:
まず10月31日の金融政策会議で「金利を0.2%さげ0.3%にしたばかり」なのです。
爺でさえこの時感想を書きました。米国の金利下げが「その時点で止まる見通しなく更なる下げは念頭に置かなければならなかった筈です」
そうかと言って米国の金利下げに(このときは欧州も)日本が無反応も政治的に良くないので僅かに下げる(例えば0.1%)としておけば今回の米国の0金利に対応する金利幅が残ったのですがね。
尤も米国が0金利で日本が0.3%の金利で「更に円高が促進してしまうのか?」その辺りについては疑問を呈する専門家もいます。
昨日昼以降のドル円の為替相場は88円台からはっきりと反転する様子は見せませんでした。89円台をつけ引けましたからまあ「ドルをどんどん売って円を買う」との動きは止まったようです。東証株価も78円安の8588円で引け米国の0金利政策に対する影響は最小限にとどめる事が出来たようです。
良かった良かった。
これまで何度も書いてきたように米国のドル札は71年に金との兌換を振り切って単なる紙幣になりました。(ニクソンのドルショック)
これ以降米国は財務省が造幣局で輪転機を回せばドルは幾らでもすれる事になりました。その結果お札を出しすぎればインフレ(紙幣の価値が下がる)になるのです。
70年代初め爺の知人が米国に行くのにドルが足りず「闇ドルが1ドル=400円してました(公定レート1ドル=360円)」昨日ラジオ日本でミッキー安川が渡米する時は420円したと言ってましたから爺の記憶も間違いでないでしょう。
それが現在90円前後ですから1ドルの価値が4分の1以下になってしまったという訳です。
この様な図式の中で日本は「輸出立国」の基本を変えないと生き残れません。
今ドルが流通しているのは米国の「軍事力に裏打ち」された強制流通力です。
米国は自分が生き残るため日本に「防衛費を負担しろ」「グアム島への移駐費用を払え」「アフガンに派兵せよ」或いは「輸入関税をさげろ」など等無理難題を吹っかけて来るでしょう。
今日は話が長くなったのでその話は又後日。
米国発の金融危機に狼狽せず暴動も起こさず耐えている日本人は偉い!
時事通信:
日銀は19日の金融政策決定会合で、政策金利である無担保コール翌日物の誘導目標を年0.3%から0.2%引き下げ、0.1%にすることを7対1の賛成多数で決め、即日実施した。金融危機に端を発する欧米経済の悪化などから日本経済も急激に冷え込んでおり、景気を金融面から下支えする必要があると判断。事実上のゼロ金利政策を導入した米国と足並みをそろえる形で、超低金利政策に踏み込んだ。
利下げは10月末以来2カ月ぶり。白川方明総裁は記者会見で、日本経済を持続的な成長経路に戻すため「今後も中央銀行として最大限の貢献を行う」と決意を表明。利下げの幅については「景気刺激効果と市場機能維持とのバランスの中で適切だと判断した」と述べた。利下げに反対したのは野田忠男委員。
日銀は同時に、金融機関向け補完貸付金利を0.5%から0.3%に引き下げた。金融機関が日銀に預け入れる当座預金の超過分に付ける利息は0.1%に据え置いた。(引用終り)