王様の耳はロバの耳

横浜在住の偏屈爺が世の出来事、時折の事件、日々の話、読書や映画等に感想をもらし心の憂さを晴らす場所です

トヨタ 営業赤字1500億円

2008-12-23 09:29:02 | 経済
トヨタ営業赤字1500億円 景気後退と円高で初転落(共同通信) - goo ニュース

昨日22日の夕刊とTVニュースは「トヨタの営業赤字1500億円」を大きく取り上げた。

渡辺捷昭社長が:
09年3月期連結決算の業績見込みを下方修正して1500億円の営業赤字と発表していた。
販売台数が大幅に減少する(であろう)事と為替が円高ドル安に振れた事が最大の理由である。

爺が話を聞きながら思ったことは天下のと言うか世界のトヨタにして「世界的に車の需要が頭打ちになる」という事が見通せなかったのであろうか

米国発のサブプライムローンに端を発する経済混乱だって2年も前から話に出ていて爺だって気にしていた。

円高(ドル安)だってあれだけ米国がドルを垂れ流し余剰ドルが商品先物(代表が原油と金)に流れ込んでいたのだからその付けは回ってくるのは時間の問題であった。

話は跳ぶが社長の渡辺氏の下の名は捷昭と書いて(恐らく)かつあきと読むのであろう。爺の友人・知人でも昭和15-18年生まれ位の名に「「捷」の字が入る人がいる。捷は敏捷の捷、戦捷の捷 この場合は「戦争に勝つ」との願いが篭ってりるのだろう。旧軍でも「捷1号作戦」なんて呼び名があった。
後で新聞を読んだら渡辺社長は昭和17年生まれ66歳。ピンポーン ずばり読み筋通りでした。渡辺氏の幼年期が庶民であれば「物心付いた時はいつも腹が減っていて何でも良いから腹いっぱい食いたい」と思って育ったろう。もし渡辺氏がそうでなくとも国民の多くは腹を空かせていた。

話は戻って「トヨタが米国のメーカーを抜いて世界一の販売台数を達成した」のはついこの間前期の事でないか! その数字が確定したのは5月頃だったかな
マスコミは書かないが「トヨタの労働環境の劣悪さは爺が会社員で労働組合員のころから有名であった」又「近時は好況の折は派遣労働者を大量に使い不況時には解雇して労務費の調整をして利益を追求してきた」

「労働者の待遇を改善して利益を抑制すれば世界中で一番大きい自動車メーカーにならなくとももう少しタフな会社で居たかもしれない」

記事の端っこに「F1レースはファンの為撤退しない」とか「宮城県で新工場に鍬入れ」の話があった。
そんな金があるならまず「雇用の維持が世界企業の責務であろう」
トヨタと関連のある企業の不審で市町村は深刻な税収不足に陥る
渡辺社長は退任とか。当然そうあるべきであろう。


共同通信:
 トヨタ自動車は22日、09年3月期の連結営業損益の予想を6000億円の黒字から1500億円の赤字に下方修正した。トヨタの営業赤字は記録が残る41年3月期の決算以来初めて。前期(08年3月期)は過去最高の2兆2703億円の黒字だったが一気に2兆円以上、利益を減らす。世界的な景気後退による販売落ち込みと急激な円高が要因。自動車各社の業績低迷は長引く見通しで、景気への影響が深刻化。(引用終り)

写真:渡辺社長
コメント (2)
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