王様の耳はロバの耳

横浜在住の偏屈爺が世の出来事、時折の事件、日々の話、読書や映画等に感想をもらし心の憂さを晴らす場所です

中田横浜市長 辞任

2009-07-29 07:52:51 | 政治
「国民運動に力注ぐ」=中田横浜市長、辞任会見(時事通信) - goo ニュース

横浜市の中田市長が28日午後辞任する事を発表しました。朝日新聞の夕刊の一面はその記事がデカデカとでています。
しかし中身は余りありません。たぶん取材の方法でなく中田氏の発言に中身が無いのでしょう?

TVのニュースを見ていた爺は「あっ 衆議院総選挙に立候補か?!」と思いましたが中田氏は確かざっと9年前衆議院議員を辞めて横浜市長になった筈だよ??

人口367万人 3位の大阪市に90万人の差をつけ日本第2位の都市横浜です。そこの地方首長の方が陣笠3期目の国会議員より裁量の範囲が広く自分の政治理念を実現するのに打って付けに見えました。
それなのにですね。2期4年をあと8ヶ月残して突然の辞任です。
何を考えているのでしょう。

横浜市の財政状況は一般会計:1兆4千億円前後と特別会計:1兆8千億円前後
合計3兆3千億円程度ですが借入金が5兆円ほどあります。

これは別に中田市長の怠慢の故でなくその前の保守系市長3期十二年の無策プラスバブルの崩壊による税収減かつもっと前からの市議会における与野党総市長派(
与党)という無節操の齎した結果でした。

中田市長は借入金の増大に歯止めを掛け市債の発行も逓減させましたがまだ毎年1000億円ほどあります。
決して赫々たる実績を上げて市長を卒業なんて言える内容ではありません。
まあ「ごみ30%削減」で焼却炉増設を2箇所止めさせた実績は認めましょう。
しかし就任直後よく調べもしないで「市バス不採算路線の廃止」で我が家は横浜駅との直接アクセスを切られ生活パターンを変えざるを得ませんでした。

この件については怒りのエントリーをしばしば書きました。特に廃止しを決めてから職員による大量の乗車賃の横領が発覚しています。

話が飛びますが:今月からこのgooのブログのテンプレート(表題部)の構成が改悪され常設されていた「ブログ記事検索機能」が削除されこれまで書き溜めた記事を簡単に見つけ出す事が出来なくなってしまいました。

そんなもので市財政の批判も市バス廃止に対する怒りの声をお見せできないのが残念です。

中田氏はこれまで「女性問題が2-3度指摘されましたが事実は無いと否定する事」で乗り切っていました。
案外こんな所に根っこがあるかもしれません。
淫行や不倫疑惑があっても自民党の総裁候補になりたい某県の知事より良いかもしれません。
開港150周年のイベントも企画倒れに見えます。
まあ衆議院議員から日本2位の都市の首長そしてそれを突然辞任して「国のためならなんでもやる」とか。
「どんなに美しい言葉も心に愛が無ければ相手の胸に届かない」聖パウロの言葉より-----なんて引用を30年以上も前に通勤途上のラジオで聞いたものでした。
そんな感じがぴったりの中田氏の会見でした。
しばらく彼の言動に注目しましょう。


時事通信:
横浜市の中田宏市長(44)は28日午後、同市役所で記者会見し、市議会議長に辞表を提出し、辞任する意向を正式に発表。今後については「国民運動に力を注いでいく」と述べ、将来の国政復帰も視野に、今秋に他の首長と設立する政治団体などの活動に取り組む考えを明らかにした。

 中田市長は会見で「国を改めるために何でもやる」と強調。「国政復帰もか」との質問に「ある」と答え、国政復帰や新党結成の可能性を認めた。ただ、来月の衆院選には出馬せず、「まず国の形を形作る」ことを念頭に、中村時広松山市長、山田宏東京都杉並区長らと結成を目指す政治団体「『よい国つくろう!』日本国民会議」に「全力を注いでいく」と述べた。 
(引用終り)
コメント (8)
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