王様の耳はロバの耳

横浜在住の偏屈爺が世の出来事、時折の事件、日々の話、読書や映画等に感想をもらし心の憂さを晴らす場所です

日韓併合100年に当たり首相談話決定

2010-08-11 07:39:53 | 外交
日韓併合に「反省とおわび」=王朝文書引き渡し表明―首相談話を閣議決定(時事通信) - goo ニュース

昨日10日はばたばたしていてTVニュースを見ている暇が無かった。
夕刻7時になってようやくNHKのニュースを見たけれど日韓併合100年に当たり「首相談話」の内容が決まった事をさらりと流し次のニュースに移った。

今日は「談話」が決定しただけなので「発表する日」に論評するのか微妙な問題なので軽く流したのかよく分からない。
民報各局は「ハマコー元代議士の逮捕」や「ユタ州でのバス死亡事故」の方が扱い量が多かったような気がする。

この民主党たるや昨年の今頃は政権交代を訴えていたものだが「鳩山・菅内閣」と1年間に革新政権らしい事は何一つやれずねじれ国会が出来てしまった。
菅総理は「初の臨時国会」で与野党の話し合いを連発するだけで「江戸時代の並び大名並みの無能さ」を暴露している。
それは民主党を信じて選んででしまった国民の失敗(爺も一杯食わされた)だが微妙な
問題については「情緒的と言うか感傷的な反応をする」
昨日も書いたが「菅首相の非核三原則の検討」とかこの「日韓併合100年に関する談話」である。
一般的に「大東亜戦争がアジア各国の住民に多大の損害と苦痛を与えた」と個人的に認識するのは構わないかろうが95年の村山談話が「中韓からのゆすりたかり外交」につながった様に一国の責任者が「情緒的な謝罪をすると国際条約を蔑ろにする事になる」
韓国に限って言えば「1910年の日韓併合条約」は完全に有効な国際条約です。
日本は1945年9月2日「ポツダム宣言に基づく降伏文書に調印」国際法的に敗戦した。
韓国は日本側であったにも拘らず戦勝国風の態度を取り日本が「米軍占領下のドサクサにある52年1月李承晩ライン(軍事境界線)を宣言し竹島を占領、その後65年の日韓基本条約締結までに日本漁船300数十隻を拿捕し日本人漁民死者44人抑留者3929人と言う悪行を行った」

韓国とは上記の65年6月に締結された「日韓基本条約」があの問題(日韓併合)もこの問題(李ライン)も解消され「竹島処理が棚上げ」となって今日がある。
英国が「アヘン事件200年にあたり謝罪の首相談話」なんて聞いたことが無い。

従軍慰安婦の問題(これは自民政権であった)も時の官房長官河野洋平の(立証されていない難癖に対する情緒的談話が「ゆすりたかり外交」を盛んにした。

与野党ともに国際条約の面から見て「解決済み」の論陣を張る国士が出ることを期待します。
22日が条約締結日なんです。その日に菅総理が談話を読み上げるのですかね。
注目しましょう。


写真:引き渡す朝鮮王朝儀軌の一部

時事通信:
 政府は10日午前の閣議で、日韓併合100年に当たっての首相談話を決定した。談話は1995年の「村山首相談話」を踏襲し、「植民地支配がもたらした多大の損害と苦痛に対し、改めて痛切な反省と心からのおわび」を表明するとともに、「これからの100年を見据え、未来志向の日韓関係を構築していく」と強調。朝鮮王朝の主要行事を絵や文章で記録した古文書で、日韓併合後に日本に渡ったとされる「朝鮮王朝儀軌(ぎき)」を引き渡す方針も明らかにした。

 菅直人首相はこの後、韓国の李明博大統領に電話し、談話の内容を伝えた。大統領は謝意を示した上で「将来のより強い関係を築くことができる」と歓迎した。

 民主党政権下で、歴史認識に関して政府が見解を示したのは初めて。首相は謝罪の意思を改めて明確にすることで、菅内閣のアジア重視の姿勢を示し、日韓関係の進展につなげたい考え。ただ、与野党内には、65年の日韓請求権協定で決着した請求権問題が「再燃しかねない」との慎重論があり、今回の談話には批判も出そうだ。

 談話は冒頭、日韓併合100年に当たる今年が「日韓関係にとって大きな節目の年」と指摘。日本の植民地支配により「韓国の人々は国と文化を奪われ、民族の誇りを深く傷つけられた」として、韓国の国民感情に配慮した。

 その上で「私は歴史の事実を直視する勇気とそれを受け止める謙虚さを持ち、自らの過ちを省みることに率直でありたい」と、反省と謝罪の意思を強調。在サハリン韓国人支援や朝鮮半島出身者の遺骨返還支援に引き続き取り組む考えを示し、「両国間の未来をひらくために不断の努力を惜しまない決意」を表明した。(引用終わり) 

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