王様の耳はロバの耳

横浜在住の偏屈爺が世の出来事、時折の事件、日々の話、読書や映画等に感想をもらし心の憂さを晴らす場所です

オバマ民主党 下院で歴史的敗北

2010-11-04 09:15:04 | 海外
オバマ民主、下院で歴史的惨敗…再選戦略見直し(読売新聞) - goo ニュース

別紙ではオバマ大統領が「敗北の責任は全て自分にある」と敗北宣言をしたとあります。
速報ベースですが中間選挙で上院は辛うじて過半数を維持したが下院では60議席を失なう歴史的敗北で過半数を失ってしまいました。

1年前の正月「Yes,we can」のキャッチフレーズと演説の語り口の良さで支持者を魅了しました。加えてその春には「ノーベル平和賞」と個人は輝いていました。
その頃爺もブログに書きましたが「財政赤字、貿易赤字と軍事支出の削減」を行わないと米国の発展は無いと言う事でした。

米国民にしてみればリーマンショック以降ちっとも景気も雇用も良くならないと怒っているのでしょう。
日本から見ればドルの垂れ流し(だから円高になるばかり)累計1兆ドル(80兆円)に上るイラク・アフガン戦費、日本への米軍駐留費のおねだり(たかりだよ)
つまりオバマ大統領の「素晴らしいレトリック(言葉の言い回し)による演説」に関わらず実態がちっとも良くなっていないのですよ!

イラクでは同時テロが多発して米軍撤退後の情勢はどうなるのでしょう?
共和党の幹部は「国民がオバマに政策チェンジをしろ」とサインを出したのだと明言しました。
議会が動かず任期半ばでレイムドダック(動きが取れなくなる)か鮮やかに変身(難しいと思いますが)するか日本にも関わる事で目が話せません。
ついでですがカリフォルニア州知事のアーノルド・シュワルスネッガー氏は来年1月で退任だったのですね。


読売新聞:
【ワシントン=本間圭一】オバマ米民主党政権の任期前半の評価を問う米中間選挙は2日、全米で投開票が行われ、民主党は下院で60以上の議席を減らして過半数を失い、歴史的大敗を喫した。

 上院でかろうじて過半数を維持したが、大幅に議席を減らした。大統領は2年後の次期大統領選での再選に向け、戦略見直しを迫られた。

 選挙では、オバマ政権の雇用・経済政策や医療保険制度改革が争点となった。

 大統領は2年前、「変革」を掲げて当選したが、約10%の高失業率、巨額の財政赤字を解消できず、共和党の草の根保守派「茶会運動」系候補が有権者の不満を吸収して、躍進した。

 下院議長の就任が確実となった共和党のジョン・ベイナー下院院内総務は2日夜、「国民は大統領に明確なメッセージを送った。『針路を変えろ』ということだ」と述べた。

 米CNNテレビによると、米東部時間3日午前11時半(日本時間4日午前0時半)現在、全議席が改選される下院(定数435)で共和党は239議席、民主党は185議席を獲得した。共和党は過半数(218)を大きく上回る240議席以上を獲得する見通し。

 上院(定数100)では改選された37議席中、共和党は23、民主党は11を固めた。共和党は大統領の地元イリノイ州、伝統的に民主党が強いペンシルベニア州などで議席を奪った。一方、民主党はネバダ州でハリー・リード上院院内総務が苦戦の末、茶会運動の支持候補を破った。カリフォルニア州では、注目候補だったコンピューター大手ヒューレット・パッカード(HP)社元最高経営責任者(CEO)のカーリー・フィオリーナ氏(共和)が落選した。

 また、全米50州中、37州で行われた知事選でも、共和党は20州以上で当選を決めた。カリフォルニア州で民主党は、ジェリー・ブラウン氏が共和党のメグ・ホイットマン氏を下したが、共和党はペンシルベニア、オハイオ州で奪回した。
(引用終わり)

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