王様の耳はロバの耳

横浜在住の偏屈爺が世の出来事、時折の事件、日々の話、読書や映画等に感想をもらし心の憂さを晴らす場所です

柳田法相 問責 参院で可決も?!

2010-11-19 08:08:13 | 政治
問責、参院で可決の公算…柳田法相国会軽視発言(読売新聞) - goo ニュース

柳田法相は14日地元の後援会?の祝いの席で「法相は答弁を二つ覚えておけばよい。--個別の案件には答えられない。 ---法と証拠に基づいて適切にやっている」
との発言が世間に流れ17日には官房長官から厳重注意そしてその後参院予算委員会の冒頭で陳謝する羽目になりました。

しかしそれでも野党を始め「国会軽視」の批判は止みそうも無いようです。
「国会軽視」もさることながら国務大臣として日本国民を馬鹿にした発言です。

政権交代をした新政権の閣僚としての「覚悟」が全く感じられません。
と怒るより民主党の人材が持っている個人としての資質と言うか覚悟が菅首相をはじめ柳田法相にいたるまで「この程度」なのですよね。
まあ江戸末期に江戸城に詰める並び大名程度の見識しかありません。

野党は参院に回った補正予算を盾に取り「辞任か罷免」を要求しており、これが無ければ「法相不信任案」提出の構えで提出されれば数から見て可決は必至だとか。

不信任決議が可決されても直ちに大臣罷免では無い筈ですが、その政治的インパクトは大きいと思います。
予算関係は衆院議決優先と聞いていますが、それを施行する関連法案他参院の議決を経ないと上手く機能しない仕組みの様です。
加えて菅内閣は「丁寧な説明で野党の協力を得て(捩れ国会を)円滑に進めたい」のですから「柳田問題を慎重に取り扱わねばなりません」
「泣いて柳田を切る」果断にして非情な結論を菅仙石ラインで出せるでしょうか?

この他にも「尖閣問題」で仙石、馬渕の問責も検討されているとか?
ボロボロ予算委と書いてる新聞があります。 確かに何だか足元が定まらない感があります。
しばし注目ですね。


写真:柳田法相(時事通信)

読売新聞:
柳田法相が「国会軽視」と取れる発言をした問題で、自民党は18日、法相が自発的に辞任せず、菅首相も法相罷免に応じない場合、2010年度補正予算案の参院採決前の22日に法相の問責決議案を参院に、不信任決議案を衆院にそれぞれ提出する方針を固めた。

 同党幹部が明らかにした。公明、共産両党など他の野党も同調する方針で、参院では問責決議案可決は確実な情勢となった。首相は罷免に応じない構えで、法相も続投の意向を周囲に漏らしている。ただ、政府・与党内でも補正予算案審議への影響を懸念し、法相の辞任は避けられないとの声が強まっており、首相は厳しい判断を迫られそうだ。

 自民党の谷垣総裁は18日の記者会見で、「法相が辞任しない場合、問責決議及び不信任決議を考えなければならない」と述べ、「まさに政権末期の状況だ」と断じた。同党は仙谷官房長官と馬淵国土交通相に対する問責決議案も、参院予算委員会での補正予算案の採決前に提出することを検討している。(引用終わり)
コメント
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