王様の耳はロバの耳

横浜在住の偏屈爺が世の出来事、時折の事件、日々の話、読書や映画等に感想をもらし心の憂さを晴らす場所です

鷺の行方

2010-11-28 08:08:29 | 環境
浜爺が店番している店の近くに弘明寺商店街がある。
そのど真ん中を大岡側が流れています。商店街に架かる橋を観音橋と呼ぶのですが、その一本上(ざっと80メートルほど)に花見橋が架かっている。
この橋は戦争直後は木造のボロ橋で道板があちこち欠け落ちていて下の川が良く見えました。母親に手を取られても足がすくんだ思いがあります。
さてその橋も戦後は立派な橋に架け替えられましたが、その橋も老朽化との事で県の土木局の手で架け替えが決まりました。

ところでこの花見橋から観音橋更に下の太井橋に掛けては(多分水源の円海山辺りの)森を住処にする大きな鷺が3-4羽えさを取りに来る餌場なのですよ。
何と幼稚園の年中さんほどの背丈があり首を一杯に伸ばすと驚くほど大きく見えます。
少なくとも3羽は頭の毛、胸の毛或いは目じりの長さで識別できますがその他にも小さい白鷺も居るのです。
これらの鷺は暑くても寒くても浅い水の中でじーーと立ち尽くして立っているのですよ。多分えさの小魚かエビの類でも近寄るのを待っているのでしょう。
年に1度くらいハゼを捕まえて飲み込む場面を見たりするととても感動します。
いやはやなんとも効率の悪いえさの取り方に見えます。

話は戻ってのんな餌場にこのくそ暑い夏の後半から花見橋の架け替え工事が始まりました。
川幅一杯にH字型鋼材を足場として何本も打ち込みその上に橋と同じ高さに鉄板で航空母艦の甲板の様な仮設作業場を2ヶ月ほど掛けて作り上げました。
この間、足場打ち込みで川の水がにごり水面が見えない期間が続きました。その他作業員の動きと動力の騒音。
それかどうかこの所辺りの川面で白鷺の姿を見る事が無くなってしまいました。
何とか他に餌場を見つけて生きていると良いのですが。
工事は来年一杯は掛かりそうです。

写真は仮設のプラットフォーム上の大型クレーン車と手前は撤去された花見橋
コメント
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