王様の耳はロバの耳

横浜在住の偏屈爺が世の出来事、時折の事件、日々の話、読書や映画等に感想をもらし心の憂さを晴らす場所です

立川でまた孤立死 老々介護の母娘!

2012-03-09 08:13:01 | 社会
アパート2遺体、発見遅れる=娘が急死、母親も死亡か―1週間前に相談・東京(時事通信) - goo ニュース

先月45歳の母親の急死で障害のある4歳の子供も餓死した可哀想な事件が起きた立川市ですが昨日8日別の母娘が餓死した事を都が明らかにしたそうです。
死後およそ1か月が経っていた様です。
認知症の母親95歳を娘さん65歳が介護していた様で典型的な老々介護の在り方ですね。
事件性はない様で娘さんが病気などで急死し、介護を受けていた母親も衰弱死した可能性が高いそうです。
先の餓死事件も介護する者の急逝(母親)が急死し小さい息子が餓死との点では類似性があります。

この件に限らず「住んでる方や方達」の姿が見えなくなったのに気が付くのは付近に住んでる方です。
その心配の相談先というか「室内に入って状況を確認する機関」が日本にはないのですよね。
福祉とか介護のネットに支えられていれば市町村の行政機関でしょうが「何とか行政に世話になっていない人たち」は漏れているのですよね。
埼玉でも親子3人が餓死していますがこれも行政の網から漏れた悲劇でした。

行政が「貧しい人、介護で困っている人」を本人達からSOSの申請を待つのでなく「情報を把握する」必要があると思うのですがとてもそこまでの行政サービスは望めないのでしょう。
せめて付近の住民から「室内確認」の要請があったら「せめてその日の内に室内に立ち入りする」部署を決めても良い気がします。
プライバシーの問題とは別な緊急性があると思いますが「はて警察、消防や市町村はどう対処するでしょうかね」
老々母娘の冥福をお祈りします。       合掌


時事通信:
東京都立川市羽衣町の都営アパート一室で、住人とみられる女性2人の遺体が見つかり、都は8日、アパートを管理する都住宅供給公社に自治会側から安否確認の相談があったのに、室内に立ち入るなどの対応をせず、発見が遅れたと明らかにした。

 遺体は認知症を患っていた母親(95)と娘(63)とみられ、いずれも目立った外傷はなく、死後約1カ月が経過していた。警視庁立川署は娘が病気などで急死し、介護を受けていた母親も衰弱死した可能性があるとみて調べている。

 同署によると、7日夕、立川市からの要請で、署員や消防隊員らが2人の安否確認のためアパートを訪問。消防隊員がベランダ側から室内に入り、遺体を発見した。

 都によると、アパートの自治会長から公社側に「2人と連絡が取れない」と相談があったのは先月29日。翌3月1日に公社職員がアパートを訪問したが、1人暮らしではないことなどから「鍵を壊して立ち入る状況ではないと判断した」という。 
(引用終わり)

コメント (4)
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