選抜高校野球開幕 石巻工の阿部主将、選手宣誓(河北新報) - goo ニュース
大震災のあれだけの被害を被りながら春の選抜に選ばれた事も大したものだけど、その上阿部主将が開幕式での「選手宣誓役」をくじで引き当てるなんて運命的なものを感じます。
その宣誓の文言ですがチームメートが全員で白板にそれぞれの思いを書き付けそれを宣誓文に織り込んで作ったようです。
確りした良い文章ですね。
このところとみに涙腺が緩んでいる浜爺は思わずうるうるしてしまいました。
うろ覚えではいけないと思ってウェブで探しましたら河北新報がその全文を載せていました。
ーーー被災をされた方々の中には苦しくて、心の整理がつかず、今も当時のことや、亡くなられた方を忘れられず、悲しみに暮れている方がたくさんいます。人は誰でも、答えのない悲しみを受け入れることは苦しくてつらいことです。ーーー
本当にその通りだよな。被害者にして初めて言える思いだと思います。
千年に1度の大災害と言いながら被害者はそれを受け入れる事は容易なことでないと想像に難くありません。
ほんの一例ですが今でも大川小学校?でしたかお子さんを探し続けている親御さんがいます。
慰めの言葉も見つかりません。
石巻工は今日が出番の様です。
全力を挙げて良いゲームを見せてください。
写真:宣誓(共同通信)
河北新報:
選手宣誓全文
宣誓。東日本大震災から1年。日本は復興の真っ最中です。被災をされた方々の中には苦しくて、心の整理がつかず、今も当時のことや、亡くなられた方を忘れられず、悲しみに暮れている方がたくさんいます。人は誰でも、答えのない悲しみを受け入れることは苦しくてつらいことです。
しかし日本が一つになり、その苦難を乗り越えることができれば、その先に必ず大きな幸せが待っていると信じています。だからこそ日本中に届けます。感動、勇気、そして笑顔を。見せましょう。日本の底力、絆を。われわれ高校球児ができること。それは全力で戦い抜き、最後まで諦めないことです。今、野球ができることに感謝し、全身全霊で正々堂々とプレーすることを誓います。
河北新報記事:
第84回選抜高校野球大会は21日午前9時から兵庫県西宮市の甲子園球場で開会式が行われ、12日間の大会が幕を開けた。
開会式では、東日本大震災で大きな被害を受けた苦難を乗り越え、21世紀枠で選出された石巻工(宮城)の阿部翔人主将が「日本が一つになりその苦難を乗り越えることができれば、その先に必ず大きな幸せが待っていると信じています。だからこそ日本中に届けます。感動、勇気、そして笑顔を。見せましょう。日本の底力、絆を」と力強く選手宣誓した。
大会には石巻工のほか、光星学院(青森)花巻東(岩手)聖光学院(福島)と8年ぶりに東北から4校が出場。昨年は震災の影響で入場行進をしないなど簡素化された開会式は、通常通り行った。
青空の下、人気アイドルグループ、AKB48の「Everyday、カチューシャ」に合わせて、出場32校は女満別(北海道)から神村学園(鹿児島)まで北から南の順に行進。石巻工にはひときわ大きな拍手が送られた。
前回大会で球場正面に掲示され、その後、石巻市に貸し出されていた「がんばろう!日本」の横断幕も披露された。震災1年の今月11日、石巻市民によってメッセージが書き込まれ、入場行進の列に加わった。
開幕試合では、2年ぶり11度目出場の三重が、春は初出場の鳥取城北に6-5で競り勝った。順調に進めば、決勝は4月1日に行われる。
(引用終わり)
大震災のあれだけの被害を被りながら春の選抜に選ばれた事も大したものだけど、その上阿部主将が開幕式での「選手宣誓役」をくじで引き当てるなんて運命的なものを感じます。
その宣誓の文言ですがチームメートが全員で白板にそれぞれの思いを書き付けそれを宣誓文に織り込んで作ったようです。
確りした良い文章ですね。
このところとみに涙腺が緩んでいる浜爺は思わずうるうるしてしまいました。
うろ覚えではいけないと思ってウェブで探しましたら河北新報がその全文を載せていました。
ーーー被災をされた方々の中には苦しくて、心の整理がつかず、今も当時のことや、亡くなられた方を忘れられず、悲しみに暮れている方がたくさんいます。人は誰でも、答えのない悲しみを受け入れることは苦しくてつらいことです。ーーー
本当にその通りだよな。被害者にして初めて言える思いだと思います。
千年に1度の大災害と言いながら被害者はそれを受け入れる事は容易なことでないと想像に難くありません。
ほんの一例ですが今でも大川小学校?でしたかお子さんを探し続けている親御さんがいます。
慰めの言葉も見つかりません。
石巻工は今日が出番の様です。
全力を挙げて良いゲームを見せてください。
写真:宣誓(共同通信)
河北新報:
選手宣誓全文
宣誓。東日本大震災から1年。日本は復興の真っ最中です。被災をされた方々の中には苦しくて、心の整理がつかず、今も当時のことや、亡くなられた方を忘れられず、悲しみに暮れている方がたくさんいます。人は誰でも、答えのない悲しみを受け入れることは苦しくてつらいことです。
しかし日本が一つになり、その苦難を乗り越えることができれば、その先に必ず大きな幸せが待っていると信じています。だからこそ日本中に届けます。感動、勇気、そして笑顔を。見せましょう。日本の底力、絆を。われわれ高校球児ができること。それは全力で戦い抜き、最後まで諦めないことです。今、野球ができることに感謝し、全身全霊で正々堂々とプレーすることを誓います。
河北新報記事:
第84回選抜高校野球大会は21日午前9時から兵庫県西宮市の甲子園球場で開会式が行われ、12日間の大会が幕を開けた。
開会式では、東日本大震災で大きな被害を受けた苦難を乗り越え、21世紀枠で選出された石巻工(宮城)の阿部翔人主将が「日本が一つになりその苦難を乗り越えることができれば、その先に必ず大きな幸せが待っていると信じています。だからこそ日本中に届けます。感動、勇気、そして笑顔を。見せましょう。日本の底力、絆を」と力強く選手宣誓した。
大会には石巻工のほか、光星学院(青森)花巻東(岩手)聖光学院(福島)と8年ぶりに東北から4校が出場。昨年は震災の影響で入場行進をしないなど簡素化された開会式は、通常通り行った。
青空の下、人気アイドルグループ、AKB48の「Everyday、カチューシャ」に合わせて、出場32校は女満別(北海道)から神村学園(鹿児島)まで北から南の順に行進。石巻工にはひときわ大きな拍手が送られた。
前回大会で球場正面に掲示され、その後、石巻市に貸し出されていた「がんばろう!日本」の横断幕も披露された。震災1年の今月11日、石巻市民によってメッセージが書き込まれ、入場行進の列に加わった。
開幕試合では、2年ぶり11度目出場の三重が、春は初出場の鳥取城北に6-5で競り勝った。順調に進めば、決勝は4月1日に行われる。
(引用終わり)