王様の耳はロバの耳

横浜在住の偏屈爺が世の出来事、時折の事件、日々の話、読書や映画等に感想をもらし心の憂さを晴らす場所です

米朝協議 北 ウラン濃縮一時停止

2012-03-01 07:40:07 | 海外
北朝鮮、ウラン濃縮一時停止を提案…施設は稼働(読売新聞) - goo ニュース

昨日29日北京で行われていた米朝協議の内容が分かったとの報道です。
会談後の共同声明でなく両国別々の声明です。
米国声明よりの解説を読むと:
(6者協議再開の前提として)ウラン濃縮の一時中止とその検証の為、IAEAの査察受け入れ。
核・ミサイルの発射実験一時凍結
栄養食品24万トン開始のため、実務者協議の開始 だそうです。

今朝の朝鮮問題専門家のコメントによれば北が約束事項を行うにはいくつもの??があるそうです。
何時から? 一時とは3月、半年或いは2年? 濃縮炉の運転停止はしないの? など等
そうだよなー! 一筋縄でないタフな交渉をする国だもの。

北は今、金正恩体制の確立に躍起ですが食料不足と燃料不足が深刻でこの二つを(一時的にせよ)解決して見せないと実績とか実力を国民?に示せません。
中国からかなりのテコ入れがありますが4月の政治的お祭り(父か祖父の生誕XX年だと思った?)に「恩恵的振る舞い」するには不足でその調達に必死扱いているようです。
かって核実験停止と見返りに「軽水炉」の提供合意がありましたが北の暴走を止められなかったのはクリントン政権の甘い取り組みにあると批判されています。この大統領はクリントン国務長官のご亭主ですよ。
わははは

過度に期待せず、落胆もしないでしっかり騙しあい(いや」そうでなく)虚虚実実の交渉の行方をしっかり見守りましょう。


写真:米朝代表

読売新聞:
【ソウル=宇恵一郎】北京で23、24日に開かれた、北朝鮮の核問題をめぐる米朝協議で、北朝鮮が提示したウラン濃縮停止確認のための新提案の内容が29日分かった。

 米朝協議筋によると新提案は、北朝鮮の寧辺地区にある濃縮施設の運転を止めないまま、新たな濃縮材料は 装填 ( そうてん ) せず、これを国際原子力機関(IAEA)が監視、確認するというもの。

 濃縮施設の稼働停止を拒否する理由について、北朝鮮の 金桂寛 ( キムケグァン ) 第1外務次官らは、「核心機器の遠心分離器が破損する可能性があり危険だ」という技術上の問題を挙げたという。北朝鮮は、「ウラン濃縮は将来の原子力発電燃料生産のための平和利用」と主張しており、将来の再稼働を担保する狙いがあると消息筋はみている。
(引用終わり)
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