王様の耳はロバの耳

横浜在住の偏屈爺が世の出来事、時折の事件、日々の話、読書や映画等に感想をもらし心の憂さを晴らす場所です

イスラム国 人質問題 進展なし !!

2015-01-22 07:35:30 | 海外
「イスラム国」との接触「ない」…政府認めず(読売新聞) - goo ニュース

昨日21日午後4時過ぎ安倍首相は外遊先のイスラエルから「イスラム国人質問題」に対応するため予定を繰り上げて帰国しました。
以降関係閣僚会議で報告を受けたようですが今朝に至るまで具体的な動きは無いようです。

まあ「テロには負けない(身代金は払わない)」と言うのが欧米と日本の公式立場(それはよく分かります)です。一方TVの警察物でも「人質立てこもり」には交渉しながら機を見て突入が筋ですよね。
さて身代金は二人で2億ドル(230億円前後)というとてつもない金額です。

そこであらゆるルートを探って交渉の道を探るのでしょうが明日の午後2時半頃で時間切れが映像から判っている終点です。

さて安倍首相は「幾らなら身代金を払うのでしょうか?」
交渉を任せるにしてもfallback position(落とし所ー身代金なら幾らまで払うのか?)を決めてやらないと代理人は交渉出来ません。
ジャーナリスト(2人がそうだとして)だから巨額の身代金を支払うのに浜爺は反対です。
話は少し飛んで2014年の労災死は1100人前後でまだ増える傾向です。又同年の交通事故死は4200人ほどで減少の傾向にあります。
一所懸命働いていても突然の死亡やこの他に障害が残る人が万人単位でいるわけです。
仕事中不測の事故で命を落とされた方の補償は一人1億円にはとても達しないと思います。

そこでジャパニは人質にとっても一人1億円以上は出さないと「国民的合意」を形成する必要があります。
ペルーの元フジモリ大統領がテロと戦っていた頃「あの人は母親が浚われても金を払わない」と庶民に信じられていたそうです。

多額の身代金など払ってこの後日本人が人さらいのカモになるより「日本人の命の値段」と覚悟を世界に知らしめる一つの機会です。
真面目に働いている人が日本でも毎日死んでいるのです。
関係者は頑張って下さい!


写真:関係閣僚会議で(毎日新聞)

読売新聞:
イスラム過激派組織「イスラム国」とみられるグループが人質に取った日本人男性2人の殺害を予告し、身代金を要求している事件で、安倍首相は21日、関係閣僚会議を首相官邸で開き、「人命第一で対応に全力を尽くす。徹底した情報戦を展開していく」と述べ、早期解決に全力を挙げるように指示した。

 政府は、殺害予告声明で「72時間以内」とされた身代金支払いの期限は23日午後2時50分頃だとしたが、イスラム国側との接触については「ない」として認めていない。

 首相は会議終了後、「これまで培ってきたあらゆる外交ルートを最大限活用して、2人の解放に向けて手段を尽くすように指示した」と記者団に語った。政府はヨルダン・アンマンに設置した現地対策本部に、警察庁の国際テロリズム緊急展開班(TRT―2)を派遣し、中東の情勢に詳しい外務省職員も増員するなど、態勢を強化している。

 中東を歴訪していた首相は当初の予定を約1時間早めて帰国した。21日深夜には、首相公邸で、アンマンの現地対策本部で指揮を執る中山泰秀外務副大臣から電話で報告を受けた。政府関係者によると、中山氏はヨルダンのアブドラ国王と会談したと報告。国王は「情勢は厳しいが、ヨルダンとして出来る限り協力する」と述べたという。
(引用終わり)
コメント
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