王様の耳はロバの耳

横浜在住の偏屈爺が世の出来事、時折の事件、日々の話、読書や映画等に感想をもらし心の憂さを晴らす場所です

ギリシャ 支援 合意に ?!

2015-07-14 08:57:22 | 為替 ドル 株式
ギリシャ新支援、交渉に4週間=つなぎ融資は15日に結論も―ユーロ圏議長

物々交換の交易取引でなく通貨中心の金融取引では何年かに一回「貸したものは返さない、借りたものは返さない」でチャラパイにしないと歪が取れないのです。

ギリシャの金融危機は結局国民投票前のEUの突きつけた条件をギリシャがほぼ飲んだ形です。
増税(消費税率アップ)、年金カット国有資産売却などで返済資金をねん出するようですがEU側はこれを15日までに法制化しろと迫っているようです。
口約束では信じられないという事ですね。

素人の浜爺がみてもこんな事ではギリシャはしゃんとしない/出来ないと思います。
EU側は貸した金の一部を減免しないで返済期間を繰り延べするだけです。ギリシャ側も公務員の大幅削減のような点に触れませんから時間稼ぎで、そういえば今回は今後3年間の包括資金援助なのですね。

ロシアはエーゲ海への通路を求めて、中国は海のシルクロード延伸との名目で港湾の整備名目で大量のドル借款でも行うと面白いのですが、そういうことをさせないためにも玉虫色なのでしょうかね?
タヌキと狐の騙し合いに注目しましょう。


写真:EU財務相会議議長

時事通信:
【ブリュッセル時事】欧州連合(EU)ユーロ圏19カ国は13日、ブリュッセルで財務相会合を開き、条件付きの金融支援再開を決めたギリシャの問題について議論した。会合後にデイセルブルム議長(オランダ財務相)は、期間3年の新たな支援をまとめるには4週間程度かかるとの見通しを明らかにした。

 新たなギリシャ向け支援は、2010年以降で3度目となる。また同議長は、支援実行までの「つなぎ融資」について、「非常に複雑」な問題があるため13日の会合では結論が出なかったと説明。14日に改めて財務次官級の作業部会を開いて協議し、15日朝までの結論を模索すると述べた。
(引用終わり) 
コメント
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