王様の耳はロバの耳

横浜在住の偏屈爺が世の出来事、時折の事件、日々の話、読書や映画等に感想をもらし心の憂さを晴らす場所です

イラン核協議 合意 ?!

2015-07-15 07:50:32 | 海外
イラン大統領「不信感消えていく」…核協議合意

昨日14日ウイーンで開催されていたイランと関係6か国の間で「核開発」に掛かる協議が合意に達したそうです。
一時は決裂か?と思われていた様です。最後に両者玉虫色で妥協ですかね?!

イランが核兵器開発の為「濃縮ウラン」を作る核工場を密かに動かしているのか? そうだとすればその場所にIAEAによる査察が可能なのかが問題なのでしょうね。
これまで関係6か国は「経済制裁」を掛けてイランを締め上げていました。
さて関係6か国は何処なのでしょう?
国連の常任理事国(米英仏中ロ)とドイツそれにEUがオブザーバーで噛んでいる様です。
この後はイランの核査察の進展に合わせ経済制裁を少しずつ解除してゆくのでしょう。
この合意にイランの敵国「イスラエル」は猛烈に反発しています。
米国内でも共和党は不満の様です。
イランの原油や天然ガスが正式に輸出されると世界の原油相場はどうなるでしょうか?
又テロ支援の問題も起きそうです。
イランはシーア派の優勢な国でありシーア派の後援をする国ですから「核」と別な大問題を含んでいます。

ギリシャの債務問題と同様で総論賛成ですが各論でいろいろ問題が起きそうです。
ペルシャの商人は強かだそうです。
見守りを続ける必要がありそうです。


写真:ウイーンでの外相会議(共同通信)

【ウィーン=酒井圭吾】イラン核問題をめぐり米欧など6か国とイランは14日、最終合意文書を発表した。

 イランの核開発を8〜15年間制限する一方、米欧は対イラン制裁を解除するのが柱。2002年に発覚したイラン核疑惑は大きな節目を迎えたが、合意が長期的にイランの核武装を阻止できるかは不透明で、世界の核不拡散体制を揺るがす可能性もはらんでいる。

 オバマ米大統領は合意後、ホワイトハウスで声明を発表し、「米外交は世界をより安全にするための真の変化をもたらすことができる」と強調。イランのロハニ大統領も演説で「合意の履行で(国際社会との間の)不信感は徐々に消えていく」と述べた。

 合意文書は付属文書も含めて計159ページで構成。国連安全保障理事会の対イラン制裁はすべて撤廃される。ただ、新たな決議によって、対イラン武器禁輸は5年間、弾道ミサイルの開発制限は8年間継続される。安保理は今月中にも合意文書を承認する決議を採択し、6か国とイランは2016年前半までに合意内容の履行完了を目指す。
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