中国「米艦船を追跡、警告」 南シナ海派遣、米は継続へ
昨日27日午前、中国が南シナ海で領有権を主張する南沙諸島の人口島から12カイリ(22キロ)以内に米海軍のイージス艦が侵入しました。
その心は「中国による人工小島に対する領有権を認めず公海での航行の自由を示す」ものとされます。
この行動に対しフィリピンと日本は素早く「適切な行動」と賛同の意を表しています。
一方中国側はこの行動に「激しく反発」しています。
現場では中国の「蘭州」他1隻がラッセンを追尾し警告を発したそうですが砲火を交える事にはなりませんでした。
先月末習近平が訪米した時「南シナ海での中国の軍事進出」について激しい交渉があった様ですが結論を見ませんでした。
同時期友人がボストン、ワシントン周辺に旅行で居ましたが、ローマ法王の訪米でTVも新聞も持ちきりで習近平の事など目にしなかったと語っていましたよ。まあ無視ですかね?!
演説はお見事ですが実行のないオバマ大統領ですが(まあ大統領は民主党ですが議会は上下院とも共和党多数)の少数政権ですから仕方が無いかも知れません。
2016年の大統領選の指名競争が激しくなる中、民主党として存在価値を示さなければいけませんし共和党の中でも中国に対するあまりにも弱腰な態度に批判が出ていました。
5月頃から米国は人工衛星による「南沙、西沙」での中国の軍拡振りを映像で流し出しました。
9月の米中会談で物別れ、今回の実力行使と「米国の不同意の意思」を中国に示しています。
2013年暮れでしたか?中国が「東シナ海に防空識別圏」を一方的に設け、違反した国には「断固たる処置をとる」と宣言したものの、その後米国の軍の飛行機が「識別圏を無断飛行しました」。
結局2014年末には「その運行規則」をこっそり削除していたなんて事が有りました。
今度は人も物もつぎ込んでいますからお「手の下しどころは難しい」でしょう。
チキンレースはどうなりますかね。
オバマにイージス艦一隻を犠牲に人口島の2つ3つを粉砕してしまう覚悟が有りますかね?
しばらく緊張が続きそうです。
写真:イージス艦ラッセン
朝日新聞:
米海軍のイージスあ駆逐艦が26日夜(日本時間27日午前)、中国が南シナ海の南沙(スプラトリー)諸島で領有権を主張する人工島から12カイリ(約22キロ)内に進入し、航行の自由を行動で示す作戦を行った。この海域で中国の領有権を認めない狙いもある。カーター国防長官は27日、米上院軍事委員会の公聴会で作戦を認め、今後も南シナ海で同様の作戦を実施する考えを明らかにした。
一方、中国外務省は27日、「強烈な不満」を表明し、「米艦船を追跡した」と発表した。同国国防省も同日の談話で、「海軍のミサイル駆逐艦と巡視艦が米艦船に警告した」と明らかにした。その上で「国家主権と安全を守る意思は堅固で、自らの安全を守るためにあらゆる必要な措置をとる」と強調した。中国の今後の出方次第では、緊張がさらに高まる可能性もある。
米軍が実施したのは「航行の自由作戦」。米国防総省当局者によると、中国が埋め立てをし、3千メートル級の滑走路を建設しているスビ礁から12カイリ内の海域を横切って航行した。第7艦隊の拠点である横須賀基地所属のイージス駆逐艦ラッセンが、寄港していたマレーシアから南沙諸島に向かった。
米軍当局者によると、ラッセンは南沙諸島を約5時間かけて北から南西に抜け、スビ礁に加え、ベトナムや台湾が領有権を主張する岩礁の12カイリ内も航行した。国際法では領土から12カイリ内が領海とされるが、スビ礁は中国が埋め立てる前は、満潮時に岩が海面下に沈む暗礁だったため、12カイリ内は領海にならない。
(引用終わり)
昨日27日午前、中国が南シナ海で領有権を主張する南沙諸島の人口島から12カイリ(22キロ)以内に米海軍のイージス艦が侵入しました。
その心は「中国による人工小島に対する領有権を認めず公海での航行の自由を示す」ものとされます。
この行動に対しフィリピンと日本は素早く「適切な行動」と賛同の意を表しています。
一方中国側はこの行動に「激しく反発」しています。
現場では中国の「蘭州」他1隻がラッセンを追尾し警告を発したそうですが砲火を交える事にはなりませんでした。
先月末習近平が訪米した時「南シナ海での中国の軍事進出」について激しい交渉があった様ですが結論を見ませんでした。
同時期友人がボストン、ワシントン周辺に旅行で居ましたが、ローマ法王の訪米でTVも新聞も持ちきりで習近平の事など目にしなかったと語っていましたよ。まあ無視ですかね?!
演説はお見事ですが実行のないオバマ大統領ですが(まあ大統領は民主党ですが議会は上下院とも共和党多数)の少数政権ですから仕方が無いかも知れません。
2016年の大統領選の指名競争が激しくなる中、民主党として存在価値を示さなければいけませんし共和党の中でも中国に対するあまりにも弱腰な態度に批判が出ていました。
5月頃から米国は人工衛星による「南沙、西沙」での中国の軍拡振りを映像で流し出しました。
9月の米中会談で物別れ、今回の実力行使と「米国の不同意の意思」を中国に示しています。
2013年暮れでしたか?中国が「東シナ海に防空識別圏」を一方的に設け、違反した国には「断固たる処置をとる」と宣言したものの、その後米国の軍の飛行機が「識別圏を無断飛行しました」。
結局2014年末には「その運行規則」をこっそり削除していたなんて事が有りました。
今度は人も物もつぎ込んでいますからお「手の下しどころは難しい」でしょう。
チキンレースはどうなりますかね。
オバマにイージス艦一隻を犠牲に人口島の2つ3つを粉砕してしまう覚悟が有りますかね?
しばらく緊張が続きそうです。
写真:イージス艦ラッセン
朝日新聞:
米海軍のイージスあ駆逐艦が26日夜(日本時間27日午前)、中国が南シナ海の南沙(スプラトリー)諸島で領有権を主張する人工島から12カイリ(約22キロ)内に進入し、航行の自由を行動で示す作戦を行った。この海域で中国の領有権を認めない狙いもある。カーター国防長官は27日、米上院軍事委員会の公聴会で作戦を認め、今後も南シナ海で同様の作戦を実施する考えを明らかにした。
一方、中国外務省は27日、「強烈な不満」を表明し、「米艦船を追跡した」と発表した。同国国防省も同日の談話で、「海軍のミサイル駆逐艦と巡視艦が米艦船に警告した」と明らかにした。その上で「国家主権と安全を守る意思は堅固で、自らの安全を守るためにあらゆる必要な措置をとる」と強調した。中国の今後の出方次第では、緊張がさらに高まる可能性もある。
米軍が実施したのは「航行の自由作戦」。米国防総省当局者によると、中国が埋め立てをし、3千メートル級の滑走路を建設しているスビ礁から12カイリ内の海域を横切って航行した。第7艦隊の拠点である横須賀基地所属のイージス駆逐艦ラッセンが、寄港していたマレーシアから南沙諸島に向かった。
米軍当局者によると、ラッセンは南沙諸島を約5時間かけて北から南西に抜け、スビ礁に加え、ベトナムや台湾が領有権を主張する岩礁の12カイリ内も航行した。国際法では領土から12カイリ内が領海とされるが、スビ礁は中国が埋め立てる前は、満潮時に岩が海面下に沈む暗礁だったため、12カイリ内は領海にならない。
(引用終わり)