王様の耳はロバの耳

横浜在住の偏屈爺が世の出来事、時折の事件、日々の話、読書や映画等に感想をもらし心の憂さを晴らす場所です

高崎線 運転見合わせ 終日混乱!!

2016-11-05 08:51:08 | 社会
高崎線運転見合わせ 「自動化の落とし穴」 2つのトラブルで長時間に

昨日朝TVをつけるとJR高崎線と湘南新宿ラインが始発?から運転見合わせと報じていました。
通勤で横浜方面から東京方面へ通勤する人は大変だろうなーと他人事のように(そう他人事なんですけど)聞き流していました。

実はなんとその後午後4時過ぎまでJR高崎線とその線を使う湘南新宿ラインが10時間も使えない状態で15万2千人もの利用客が影響を受けたそうです。

一人が1000円の迷惑としても1億5千万円以上の経済的損害ですよ。
原因は「アトスなる中央管理システムと北上尾駅の端末を結ぶケーブルが小動物にかじられた為とその後ごっぜん10時半頃に復旧の為しシステムを立ち上げた所、ローカル駅のサーバーが容量オーバーで再度ダウンしさらに混乱が続いたようです。

集中管理は便利なようで一度中枢部に障害が起きるとすべてに及ぶことです。
「バックアップシステム」をもっとしっかり制度設計する必要があるでしょうね。
民間電鉄のシステムを参考にしなければいけませんね。そうJRも民間会社になったのですよね。でもどこか視点が落ちている所があるのでしょう。
しっかり目配りしてくださいね。


写真:混乱した経路(毎日新聞)

産経新聞:
長時間にわたったJR高崎線の運転見合わせは、「ATOS(アトス、東京圏輸送管理システム)」と呼ばれるシステムに関する2つのトラブルが原因だった。アトスは、東京都内にある総合指令室から各駅やポイントなどに列車の運行全般の指示を出すシステムだ。

 初めのトラブルは、アトスと北上尾駅の端末を結ぶケーブルの損傷。光ファイバー(直径約0.5ミリ)で8本あり、シリコーン製の保護チューブ(直径約4.5ミリ)で束ねられていた。同じチューブがもう1本あったが、両方とも切れていたため、バックアップとして機能しなかった。駅構内で金属製の箱に入っていたが、隙間があった。ネズミなどの小動物がかじった可能性が指摘されており、埼玉県警などが調べている。

 2つ目は、駅側端末のデータ滞留。ダイヤの修復作業をした際、桶川や吹上など5駅で発生した。端末内部でシステムが2系統になっていたが、容量オーバーになった。その後、再立ち上げと再度のダイヤ修復に時間がかかった。

 鉄道アナリストの川島令三さんは「自動化、中央化の落とし穴だ。便利だが、システムダウンすると全部動かなくなる」と指摘した。
(引用終わり)
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