王様の耳はロバの耳

横浜在住の偏屈爺が世の出来事、時折の事件、日々の話、読書や映画等に感想をもらし心の憂さを晴らす場所です

G20 共同宣言を採択 !!

2017-07-09 12:26:13 | 海外
パリ協定で19カ国結束、米の孤立鮮明に G20閉幕

7ー8日と両日にわたって開催されたG20首脳会議が宣言を採択して閉会しました。
昨日書きましたが「米国がパリ協定離脱 貿易は保護主義」都の立場を参加前から明快にしていました。
G7で取り下げない方針をG20でどうまとめるのか思っていました。
要するに米国が絶対に取り下げそうもない「パリ協定に説いてはスルー」「保護貿易主義については
少し前のG20蔵相会議を受け米国に対する非難のトーンを下げ」シャンシャンとお手打ちの様でした。

まあG7で決まらない事がG20で決まるわけもないですよね。
それよりもせっかく首脳が集まったのだから「米ロ諸脳会議」のような表に出ない会合が大事だったかもしれません?!
今朝三反園TVニュースの画像に「トランプ対プーチン」の握手のPR画像のカメラがロングショットになるとプーチンの隣には
ラブロフ外相その向かい側にはテラーソン国務長官が映っていました。
これは本気で2国間の問題を話すときの人員配置です。やたらファーストネームを呼び合ったり両首脳だけで差しで話すのは恰好付けに過ぎません。
日本の首脳会議は誰が陪席したのでしょう??
日本にとっては難民問題の関心はうすくヨーロッパ諸国には北のミサイルは関心が薄かった様です。
それが地域的現実ですからそんなものなのでしょうね?
無駄な会議はやめようよ!! と言わない(言えない)ならせっかくの集まりを有効に使ってほしいものです。
お願いします。

写真:G20宣言採択

朝日新聞:
ドイツ北部ハンブルクで開かれていた主要20カ国・地域首脳会議(G20サミット)は8日、首脳宣言を採択して閉幕した。米国以外の19カ国が結束して地球温暖化対策の国際的枠組み「パリ協定」に取り組むことが明記され、米国の孤立が鮮明になった。貿易問題では、反保護主義の文言が明記されたが、昨年の首脳宣言と比較すると表現は弱められた。

 首脳宣言では、G20全体で温室効果ガスの削減などに取り組むことを明記。そのうえで、米国以外の参加国は「パリ協定の早急な完全実施に向けた強い決意を再確認する」とした。協定離脱を表明した米国については「化石燃料をよりクリーンで効率的に使えるよう、ほかの国と緊密に協力する」などと別途言及された。

 米国のパリ協定離脱については、地球温暖化についての討議で各国から発言が集中した。だがトランプ米大統領は、ロシアのプーチン大統領との会談のため、この討議を途中で離席した。米国と他国の亀裂が浮き彫りになった。

 議長国ドイツのメルケル首相は閉幕後の会見で「米国は自分が言いたいことを言い、我々は欧州の立場を明らかにした。米国の立場は我々の意見ではないことを明らかにできてよかった」と語った。

 もう一つの焦点だった自由貿易については、「あらゆる不公正な貿易慣行を含む保護主義と闘い続ける」とした。また「相互に利益をもたらす貿易と投資の枠組みの重要性」や「正当な貿易を守るための手段の役割を認識する」との内容も入った。報復的な関税措置を検討する米国に配慮した形で、昨年の「あらゆる形態の保護主義に反対」という表現からは後退した。

 中国などを念頭にした鉄鋼の過剰生産問題では、今年11月までに解決策を示す報告書をとりまとめることで合意した。

 宣言には、欧州などに多くの難民・移民が流出しているアフリカへの支援や、密航業者の取り締まり強化なども盛り込まれた。

 北朝鮮の核・ミサイル問題には触れなかった。

 2019年のG20サミットは日本、20年はサウジアラビアで開催されることも宣言に含まれた。日本開催は初めて。18年はアルゼンチンでの開催が決まっている。(ハンブルク=栗林史子、寺西和男、高野弦)

■G20首脳宣言の骨子

【自由貿易】相互に利益をもたらす貿易と投資の枠組みの重要性を認識し、開かれた市場を維持する。あらゆる不公正な貿易慣行を含む保護主義と闘い続ける

【地球温暖化】米国以外の参加国は、パリ協定の早急な完全実施に向けた強い決意を再確認する。米国は化石燃料をよりクリーンで効率的に使えるよう、他の国と緊密に協力する
(引用終わり)
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