王様の耳はロバの耳

横浜在住の偏屈爺が世の出来事、時折の事件、日々の話、読書や映画等に感想をもらし心の憂さを晴らす場所です

特別防衛監察 に ついてあれこれ!!

2017-07-30 08:29:19 | 政治
陸自、日報データを組織的に隠蔽…特別防衛監察

昨日29日は特別防衛監察の結果について簡単に感想を述べようとしていました。
朝6時にはPCを立ち上げましたら金さんが前日深夜ミサイル発射。
新聞のニュースはトップに「特別防衛監察」の報告を載せていますが、TVニュースの関心は金さんのミサイル発射問題へ。浜爺も流されました。

今日30日のTVニュースは大分落ち着いてきて「日報問題」を取り上げていました。
それも踏まえて浜爺の感想を簡単に述べます。
1:元高検の検事をトップに調べた結果がこの程度だとは「恐れ入り屋の鬼子母神」と笑ってしまいますね。

2:浜爺も30年前は産業戦士で会社のために戦ったいました。駆け出しの頃は上司から「日報」を求められていました。{午前中はお客さんのA社長と面談、午後派B,C社のの工場周り」とか。
多少は役が付き部下がついてからでも自分が業務上、「利害得失」に関わる事は必ず直属上司に「業務報告」を上げていました。
社内にPCによるLANのネットワークが出来てか等はそれがものすごく楽になりました。
ですからそれから30年も経って日本の自衛隊が「業務日報」が見つからないという最初の回答に変な話だなーと思うばかりです。

3:この特別防衛監査で決定的に落ちている視点は「存在するものがようやく見つかりました」ではなくなんで「日報が無いといったか」その時点の自衛隊幹部の対応が問題なのです。
昭和20年以降旧軍の行動を反省して「軍部で独自(国民の了解を得ない)の行動をしない」組織に変わったはずですが飛んでもない組織でした。

4:その典型が「陸幕の部長程度が“適切な管理を”と命じただけで組織的にデーターが消されしまう」恐ろしさです。

この文章には「データーを消去せよ」とは一言も書かれていないのに「なぜ管理下の自衛官は一斉にデーターを消去したのでしょうか???

この部長の指示と関連部局の対応が「旧陸軍参謀部と参謀たちのやりくちなのですよ!!」
辻正信に代表される参謀部或いは参謀部員が「敵兵は適切に管理するように!」と指示しただけで(その証拠となる書き物、指示書やまして命令書が無いのに捕虜が適切に(ひそかに殺された)処分されたやり口と同様です。

このため大勢のB,C級戦犯が出たのです。

今朝のTVでも元海自?の偉いさんが陸自幕僚長の岡田氏を「立派な武人なのに不本意だろう」とマジな顔で語っていました。岡田氏に問われているのは(かって立派な)武人だったかどうかでなく「陸自の実戦部隊最高指揮官として現地部隊の安全とジャパニのPKO部隊の派遣先として南スーダンスが許される状態なのかどうか国民のために判断する立場でなかったかと思います。」
人は体が大きくて立派ならその時に正しい判断をするとは決められません。違う畑の友人こそが大事なのですがね。

この問題の本質は稲田さんが辞任したから片付く問題では無さそうなので続きは又の機会にします。


写真:2013年4月南スーダンで活動中のPKO部隊(ネットより)

読売オンライン:
南スーダンの国連平和維持活動(PKO)に派遣された陸上自衛隊部隊の日報を巡る問題で、特別防衛監察の結果が28日公表され、防衛省が日報のデータを組織的に 隠蔽 いんぺい していたことなどが明らかになった。

 最大の焦点だった稲田防衛相(58)の関与については、陸自側からデータ保管に関する報告があった可能性に言及。ただ、関係者の説明が一致せず、明確な事実認定には至らなかった。稲田氏は一連の混乱の監督責任を取って辞任した。

 稲田氏は同日の記者会見で、「防衛省・自衛隊の信頼を揺るがしたのは私の監督責任だ」などと述べ、給与1か月を返納するとともに、安倍首相に辞表を提出した。また、監察結果を受けて同省は、黒江哲郎・防衛次官(59)や岡部俊哉・陸上 幕僚 ばくりょう 長(58)ら防衛省幹部計5人の懲戒処分を発表した。
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