王様の耳はロバの耳

横浜在住の偏屈爺が世の出来事、時折の事件、日々の話、読書や映画等に感想をもらし心の憂さを晴らす場所です

北 制裁案 安保理 承認 !!

2017-09-13 10:20:13 | 北朝鮮関連
トランプ米大統領「非常に小さな一歩」=北朝鮮制裁決議、さらに圧力を

昨日12日昼前国連の安保理で北朝鮮に対する制裁案が全会一致で採決されました。
原油と石油製品(ガスを除く)の全面的禁輸、金正恩と労働党の資産凍結と海上封鎖のうち資産凍結は項目にも取り上げられませんでしたがその他2項は制限つきですが制裁項目として取り上げられました。

早速昼のTVニュースショーでは専門家なる人たちがああだこうだと論評していました。
おおむね効き目が少ないという評価ですね。
そうそもそも安保理の常任5か国のうち中露両国は安保理の決議案に「拒否権」を持っていますからか今回の核実験の後でも「話し合いにによる解決」が大事という立場でしたから原油並びに石油製品の全面禁輸などしたら北の体制がひっくり返るほどの衝撃になりますから賛成するはずがありません。それを見越して米国の提案は(要求100%)ベースで実験後なるべく早く常任理事国の拒否権を抑え全会一意の承認を得るためには大幅譲歩は当然でしょう!!

もともと経済制裁とは長い間続けてようやく効果が出るものです。クリントン時代には「核開発の停止」と引き換えに原油50万トンの供与や日本は人道的支援を名目に110万トン以上の米を北に送りました。その効果があったかどうかは北の核開発とミサイル技術の進捗を見れば明らかです。
今になって中国が中北を結ぶ原油のパイプラインを止める(もしくは)絞る事についてある程度は米国の意向も聞かねばならないし習近平のメンツもかかってきています。
別紙では北の25百万人の一般人は配給制度から自由市場制度の切り替えで餓死者が何万人も出ていると報じています。中国国境沿いの住人で密輸に関われる人はまだしも国境から離れた住人は空腹の極みでしょうかね?!
美しいチマチョゴリで着飾って建国のお祝いにダンスを踊っているのはピョンヤン周辺の北の幹部とその家族50万人に限られています。
まあ一般人は気の毒だけど我慢してもらうしかないですね。
止まらない北の暴走にメンツをつぶされ続ける中国の動きとロシアな何を考えているのか(ウクライナ問題での西の経済制裁を北から手を引くのと取引でないか?)事態は複雑で誰が悪でどいつが本当に悪なのかしっかり見守らないといけません。


写真;水爆?を視察する金正恩 (ネットより)

時事通信:
【ワシントン時事】トランプ米大統領は12日、国連安全保障理事会で11日採択された新たな北朝鮮制裁決議について、「非常に小さい一歩だ」と語った。当初目指した石油禁輸などを盛り込んだ「最強の制裁」が実現しなかったことに不満を表明した形だ。ホワイトハウスでマレーシアのナジブ首相との会談前に記者団に述べた。

 トランプ氏が今回の対北朝鮮制裁決議に言及したのは初めて。国務省のナウアート報道官は記者会見で「(制裁の内容は)天井に達していない」と述べ、大統領の発言は、北朝鮮が挑発行動を続ければ、さらに圧力を強化するとの認識を示したものだと説明した。 
(引用終わり)
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