王様の耳はロバの耳

横浜在住の偏屈爺が世の出来事、時折の事件、日々の話、読書や映画等に感想をもらし心の憂さを晴らす場所です

米朝首脳会談 12日開催を決定 !!

2018-06-02 09:18:19 | 北朝鮮関連
12日に米朝首脳会談=予定通り開催、トランプ氏言明―正恩氏の親書評価

昨日1日(米国時間)トランプ大統領は数日前から訪米している北朝鮮の金英哲労働党副委員長とポンぺオ国務長官の会談を受けホワイトハウスで金正恩労働党委員長と6月12日シンガポールで米朝首脳会談を行うと発表しました。
しかし浜爺の様な素人が見ていても(仮に首脳会談が)当初の予定通り行われるとしても「不可逆的非核化」なんて実務者が山の様な合意文章を作らなければ検証可能にならないのですから金英哲氏が金正恩氏の親書を渡そうと72時間話そうと「当日話し合う項目」程度が決まるのであってそれ以上の物でないと思っていました。たとえば米国とソ連のSALT2交渉は数年ががりで「弾頭の数から移動の手段まで細かく詰めて数百ページの議定書が出来ているはずです」

トランプ大統領が当日は「サインすることは無い」「取りかかりのはじめでプロセスが大切」「経済支援は中韓日から受けろ」と現実的な表現をしています。
一方北朝鮮も「段階的非核化」と9月の建国70周年記念日までには(国内の少なくとも)地方にいる労働党幹部には生活必需品を相当量調達しなければいけませんが目下国連の経済制裁が効いていて物資の不足は深刻な様です。この辺りが米朝の「一気呵成か段階的な非核化か?」の綱引きのカギになりそうです。
さて「日本の拉致問題」は話には上らなかったようです。
もし休戦協定の和平協定への移行。日本との国交回復が視野に入って初めて「拉致問題解決と経済協力」が本音で話し合える時になるのでしょう!?
日本は主役ではありませんので渋い脇役を演じ続けなければいけません。それが現実です。安倍首相にそれが出来ますかね??
やってもらいたいものです。
しばらくは厳しい目で首脳会談を見守らないといけません。


写真:金労働党委員長と握手するトランプ大統領(AFBBP)

時事通信:
【ワシントン時事】トランプ米大統領は1日、北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長と予定通り12日にシンガポールで会談すると明言した。ホワイトハウスを訪れた金英哲党副委員長から正恩氏の親書を受け取った後、記者団に語った。史上初の米朝首脳会談は、トランプ氏がいったん中止を通告するなど曲折を経て、開催される運びとなったが、「完全な非核化」や体制保証の方法で、双方が歩み寄れるかはなお不透明だ。

 トランプ氏は、正恩氏に非核化の意志はあると述べ、「首脳会談は非常に成功するプロセスになるだろう」と期待感を示した。ただ、「6月12日に何かに署名するつもりはない」とも指摘。非核化の方法などで米朝の隔たりは埋まっていないとみられ、1回の会談で最終合意は目指さず、非核化実現には長期間を要する可能性を示唆した。

 トランプ氏は、正恩氏の親書について「非常に素晴らしい書簡だ」と評価した。

 一方、トランプ氏は、北朝鮮への現在の水準の圧力を維持するとした上で、「(米朝関係が)うまくいっているので、最大限の圧力という言葉はもう使いたくない」と述べた。さらに、米朝交渉が決裂しない限り、新たな制裁を科すことはないと語った。会談の成功に向けて北朝鮮への配慮を見せた形だ。

 トランプ氏は、金英哲氏と休戦状態にある朝鮮戦争(1950〜53年)の終結についても協議。「(戦争終結について)首脳会談で何らかの成果があるかもしれない」と述べ、休戦状態が終結すれば「北朝鮮の安全を保証する」と強調した。北朝鮮の人権問題をめぐっては話し合わなかったが、首脳会談の議題になる可能性はあると指摘した。

 また、トランプ氏は、非核化受け入れ後の北朝鮮への経済支援について、近隣の日本や韓国、中国が支援するだろうと述べ、「米国が支出する必要はない」との認識を示した。
(引用終わり)
 
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