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横浜在住の偏屈爺が世の出来事、時折の事件、日々の話、読書や映画等に感想をもらし心の憂さを晴らす場所です

沖縄 慰霊の日 翁長知事 阿部首相 挨拶 !!

2018-06-24 06:44:54 | 政治
沖縄慰霊の日 翁長雄志知事、辺野古移設は「アジアの緊張緩和に逆行」と批判 安倍晋三首相は「基地負担軽減に全力」

昨日23日沖縄の糸満市で県と県議会主催で「沖縄全戦没者追悼式」が行われました。
6月23日は73年軍司令官の牛島満中将が自決した日で日本軍の組織的先頭が終わった日とされています。
写真で見た安倍首相は黒シャツノーネクタイに見えました。はて?と思いましたが県知事の翁長氏も同様な服装でしたので夏の沖縄では礼を失しない服装として許されているのかなー?と新たな事を知りました。

さて戦争から73年たっても20万人(民間人の4人に一人)が犠牲になった遺族や関係者の心の痛みは消えていないのが式典の映像を見て良く判りました。

翁長知事は「平和宣言」の中で米軍/米軍人による事故や事件またその存在による県民の負担を批判し米朝首脳会談による東アジアの緊張緩和の中で「普天間の辺野古移転」は流れに逆行と言いたいようです。
一方安倍首相は「哀悼の意を表した上で引き続き県民の負担緩和に努める」と述べましたがこの席では辺野古への移転の話には言及しませんでした。

式典の最後でしょうか中学生の娘さんが現れ自作の「平和の詩」を朗読しました。素晴らしいもので聞きなながら涙する列席者の姿がTVに移りました。

さてそれならば沖縄は反政府翁長氏寄りの政党人士で「辺野古移設」に猛反対かと言うと最近では反政府系の首長が選挙で落選、翁長知事の人気にも陰りが出ている様に見受けられます。

たとえは適切でありませんが「原発発電市町村」で「事故の被害は怖い」けど「地元の雇用が大事」と生活重点の人が多い様に沖縄の方も実情はなかなか微妙なのかなーなんて思いました。
目下進行中の米朝首脳会談で北の「非核化の工程表」が出る様なら沖縄における米軍の存在も変わるかも知れません。
来年がそんな夏になりと良いのですが、しっかり見守って行きましょう。


写真:献花する安倍首相

産経新聞:
沖縄県と県議会は23日、先の大戦の沖縄戦犠牲者をしのぶ沖縄全戦没者追悼式を糸満市で行った。翁長雄志(おなが・たけし)知事は「平和宣言」で、米朝首脳会談など朝鮮半島の緊張緩和に向けた動きが進んでいるとし、政府が進める米軍普天間飛行場(宜野湾市)の名護市辺野古移設を「アジアの緊張緩和の流れにも逆行している」と批判した。

 式典には安倍晋三首相も出席し「私たちが享受する平和と繁栄は沖縄の人々の筆舌に尽くしがたい困難と癒えることない深い悲しみの上にある」と述べ、哀悼の意をささげた。また、今年3月に実現した米軍西普天間住宅(宜野湾市)の返還を挙げ「沖縄の基地負担軽減に全力を尽くす」と強調した。

 「慰霊の日」の6月23日は、73年前に第32軍司令官の牛島満中将が自決した日で、組織的戦闘が終わったとされている。式典会場の糸満市摩文仁(まぶに)の平和祈念公園は最後の激戦地だった。

 式典終了後、安倍首相は記者団に普天間飛行場の移設について「(米軍機の)飛行経路が海上に移り安全が大幅に向上する。騒音も大幅に減る」と述べ、基地負担の軽減につながるとの認識を改めて示した。
(引用終わり)
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