昨日16日(日本時間)「石破首相は訪問先のペルーで中国の習近平(シーチンピン)国家主席と初めて会談した」とマスコミが報じました。
「戦略的互恵」なる言葉が出始めたころ、その意味は:「吐きたいほど嫌な相手と時間稼ぎに握手する政治的約束」と皮肉交じりの解説を読んだのを思い出しました。
【石破茂首相は15日午後(日本時間16日午前)、訪問先のペルーで中国の習近平(シーチンピン)国家主席と初めて会談した。両首脳は日中両国の共通利益をめぐって協力する「戦略的互恵関係」を包括的に推進し、「建設的かつ安定的な関係」を構築することを改めて確認。一方、石破氏は習氏に対し、尖閣諸島をめぐる東シナ海情勢や中国軍機の領空侵犯を含む中国軍の活動を「極めて憂慮している」と伝えた】と朝日の報道です。
「戦狼外交」を止める訳は無いし福島原発処理水が解決してません、広州における学童死傷にも言及が有りません」。
習政権側も「トランプ次期大統領の出現で”輸出関税60%増”に対処するため、日本と(当面は)揉め事は避ける」とのつもりで、にこやかな握手なのでしょう。
加えて「中国の不動産バブルの崩壊、新型コロナ対策(0コロナの為,封城9の失敗、洪水や干ばつ等」で往年の輸出大攻勢の勢いは有りません」。とりあえず「対ロシアの輸出は活発ですが、一対一路は”金の切れ目が縁の切れ目”が見えています」
日本側もしばらく様子見が良いかもしれません。
「戦略的互恵関係」万歳! ですかね。
写真:首脳会談を前に握手する石破茂首相(左)と習近平中国国家主席=2024年11月15日午後5時3分、ペルー・リマ、代表撮影© 朝日新聞社
朝日新聞デジタル:
石破茂首相は15日午後(日本時間16日午前)、訪問先のペルーで中国の習近平(シーチンピン)国家主席と初めて会談した。両首脳は日中両国の共通利益をめぐって協力する「戦略的互恵関係」を包括的に推進し、「建設的かつ安定的な関係」を構築することを改めて確認。一方、石破氏は習氏に対し、尖閣諸島をめぐる東シナ海情勢や中国軍機の領空侵犯を含む中国軍の活動を「極めて憂慮している」と伝えた。
日本の首相と習氏との会談は昨年11月の岸田文雄首相(当時)以来1年ぶり。約40分間の会談では、外相の相互訪問やハイレベルの人的・文化交流対話、経済対話の実現に向け調整を進めることで一致。中国外務省によると、習氏は「中国と日本はアジアと世界にとって重要な国であり、両国関係は二国間関係を超える重要な意義を持つ。ともに努力して戦略的互恵関係を全面的に推進し、新時代の要請にかなった建設的で安定した中日関係の構築に尽力したい」と語った。
会談終了後、石破氏は記者団に「非常にかみ合った意見交換だった。首脳間を含むあらゆるレベルで頻繁に意思疎通、あるいは往来を図り、課題と懸案を減らしていく」と語った。
(引用終わり)