王様の耳はロバの耳

横浜在住の偏屈爺が世の出来事、時折の事件、日々の話、読書や映画等に感想をもらし心の憂さを晴らす場所です

熊本 五木ダム 建設中止へ!?

2011-07-21 07:22:09 | 環境
熊本・五木ダム建設中止へ 知事が方針表明(朝日新聞) - goo ニュース

09年の民主党政権誕生の直後、新任の前原国交相が八ン場ダムと川辺川ダムの中止について突然表明しましたよね。
八ン場ダムの方は「口先誠司」の謂れとなる経過で結局どうなるのか判らなくなってますよね?!
川辺川ダムの方はどうなっているのでしょうか?
09年9月26日には地元住民に中止を前原氏は謝罪していました。
どうやら中止の方向は変わらないものの「地元への補償問題」の法制化なんか手についてない様で民主党らしい取り組みぶりと言えます。

さてそんな中で昨日20日熊本の蒲島知事が「五木ダム」について建設反対を表明したそうです。
この「五木ダム」は球磨川水系と巨視的に見れば先の「川辺川ダム」と同一水系にあるのですね。
知事も「ダムによらない治水にも合致する」と言及しています。
このダムでもダム推進を進めてきた住民に対する補償の法制化なんかが問題となるのでしょうか?
それともそもそも反対が正しい主張なのだから「推進派への補償」なんてと地元では問題にならないのか? 九州熊本の政治風土が判らないので各論でどうなのか見えません。

問題は残るでしょうが「中央で官僚が大筋を決めると何があっても止まらない」日本の官僚機構に歯止めが掛かると良いのですが!
しっかり見守ってゆきましょう。


朝日新聞:
熊本県の蒲島郁夫知事は20日の定例会見で、五木村の川辺川上流に計画している治水専用の県営五木ダムについて「洪水で川底が削られて流下能力が大きく向上し、あふれずに流れることが分かった」と述べ、建設を中止する方針を明らかにした。五木ダムは政権交代後、国が事業主体に検証を要請していたダムの一つだった。

 県によると、国の要請を受けて昨年10月から実施した検証の結果、04年から続いた洪水でダム予定地の下流約8キロにわたって川底が1~2メートル削られ、流下能力が3割増えたことが判明。周辺は過去最大規模の洪水でも水があふれないことが分かったという。

 蒲島知事は会見で08年に自身が白紙撤回を表明した川辺川ダム計画にも触れ、「球磨川水系全体として目指すダムによらない治水にも合致する」と説明した。

 蒲島知事は26日予定の県公共事業再評価監視委員会に諮問。その意見を踏まえて最終判断するが、護岸の補強などダム以外の治水工事は今後検討するという。
(引用終わり)

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