王様の耳はロバの耳

横浜在住の偏屈爺が世の出来事、時折の事件、日々の話、読書や映画等に感想をもらし心の憂さを晴らす場所です

リビヤ カダフィ氏 死亡 !

2011-10-21 07:28:32 | 海外
カダフィ氏死亡、リビア暫定首相が発表 国づくり本格化(朝日新聞) - goo ニュース

今朝20日の読売新聞一面は「カダフィ氏死亡」と大きく見出しを掲げています。
早朝のTVニュースとあわせると:
カダフィ氏は最後の根拠地中部のシルト攻撃から逃れる為車列を組んで逃走中にNATO軍の空爆を受けた。車から逃げ出した所を銃撃戦で射殺された。
20日「国家評議会(反カダフィ精力)」の発表ですからこの日か前日の話なのでしょうね。

これで42年に及ぶ独裁政権のカリスマが倒れたのですから「国民評議会」が軍事的に全土を制圧し政治的にも表になった事になります。
そう言えば先週でしたか米国のクリントン国務長官が乗り込んで「評議会」支援を明言していました。

カダフィが王様を追い出した頃は「砂漠にテントを張って」なんて清潔なイメージがありましたがその後北朝鮮と並んでテロ支援国家の指定を受けて非難された時期を過ごし英国の斡旋で「核開発放棄」と共に西の支援も受けられるように見えたのですね。
そんな方向転換も効果を表す前に今年1月チュニジアに始まったジャスミン革命がエジプトに飛び火した影響でしょうね? リビヤでも反政府運動がおきました。
ここからが隣の二国と違う事には「NATO軍が反政府支援のため空爆に参加し米国も無人偵察機で情報支援をしていたようです」

カダフィが黒で評議会がしろとは簡単にはいえない図式です。
リビヤからは160万バレル/日の良質な原油が出るのですから地中海南岸というヨーロッパの消費地に近い事と合わせ英仏伊がいろいろな思惑で関わってゆくのでしょう。
フセイン政権崩壊後のイラクが安定しない様にカダフィ亡き後、西の何処が部族国家に手綱をつけて飼いならすのでしょう??

国家再建なるまで紆余曲折有りそうに見えます。
本当の友達は誰でしょうね?
しっかり見守ってゆきましょう。


朝日新聞:
リビアで42年にわたって独裁政権を続けたカダフィ氏(69)が20日、出身地の中部シルトで死亡したと、反カダフィ派組織、国民評議会が発表した。評議会の部隊はこの日、カダフィ派の最後の拠点だったシルトを陥落させ、リビア全土をほぼ制圧した。2月に大規模なデモが始まり、内戦状態にあったリビアは今後、評議会を軸に新たな国造りを本格化させる。

 評議会のジブリル暫定首相は20日、首都トリポリで記者会見し、シルト攻撃の際に「カダフィは死んだ」と発表した。ジブリル氏はさらに「この歴史的な瞬間をリビアの人々に捧げる。この国にもう脅威はない」と語った。抵抗を続けていたカダフィ氏の勢力は同氏の死亡で消滅に向かうものとみられる。

 市民による反政権デモを機に中東・北アフリカで政権が崩壊したのは、1月のチュニジア、2月のエジプトに次ぎ3カ国目。
(引用終わり)

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3 コメント

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2があるんでしょうか? (りゅうちゃん)
2011-10-21 09:28:25
こんにちは。

私もこの件で記事を書きました。
こちらにもトラックバックを送らせていただきました。

ところでこちらの記事のタイトルですが、「リビヤ カダフィ氏 死亡1」になっています。

これは続報の「2」があるということですか?
それとも「!」の誤表記なのでしょうか。
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いつも有り難うです (浜の偏屈爺)
2011-10-21 13:49:22
りゅうちゃん こんにちは いつも丁寧に目を通してくださって有り難う御座います
ご指摘の2番目 ! の間違いです
シフトキーを推さずに1を押すと1になってしまうのです。 早速訂正しました。
返信する
ケミカル・インベンター (王様)
2014-09-21 11:31:29
ケミカル・インベンターは、公開日未定
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