王様の耳はロバの耳

横浜在住の偏屈爺が世の出来事、時折の事件、日々の話、読書や映画等に感想をもらし心の憂さを晴らす場所です

厚労省と内閣官房の職員、計2人が感染…クルーズ船内で事務作業

2020-02-21 11:29:33 | 新型コロナウイルス
昨日20日午後3時前、たまたまTVを点けたら、ダイアモンドプリンセス号の新型コロナウイルス肺炎で入院していた高齢の男女各一人が亡くなった事を報じる寸前でした。
謹んでご冥福をお祈りします。         合掌
その発表を待つ間に「同日ダイアモンドプリンセス号の現場で事務担当をしていた厚労省の男性(40代)と内閣府の男性(30代)が新型コロナウイルスに感染」発表が有りました。    ガーン >
今朝21日朝のTVニュースショーでは「高齢者2人の死亡が大きく取り上げられている」
それはそれでとても痛ましく今後の対処に抜かりないよう時間をかけて検証して欲しいものです。
浜爺の関心は「(どうやら)直接乗客に触れる仕事でない方が感染とは、この新型コロナウイルスの感染力は強いんだなー!!」との点にあります。
ここ数日、ここをクリック⇒加藤厚労相が「感染は4日以前に起き、5日以降は隔離政策によって、抑止されている。全数検査で陰性の方は19日以降に下船させる」と在野の諸賢の危惧にも関わらず、下船を強行したのは安易な判断でした。
検体の採取と検査は「高齢、何らかの症状、部屋に窓がないーー」などの基準で始まり段階的にRCP検査が行われ、陰性と判定されても、その後(無症状の)陽性になる可能性は誰にも否定出来ない点から(国民の目を)逸らし続けました。
それに加えて、船で事務方の仕事を行う2人が感染したのですからね!
旧日本軍と同じで厚労省(の新型コロナウイルス対策責任者)は、同じ過ちを繰り返しますから“今日21日も最後の乗客を下船させ、めでたく千秋万歳の運びでしょう”
しかーし、千秋万歳になるかどうかは、下船者の周辺から「陽性反応」が出るかどうかを後2週間は見ないといけません!!

さて、このダイアモンドプリンセス号の乗員乗客約3700人を受け入れた時には、日本国政府は重大な決意をしていなければなりません。
何故なら1月末時点では「武漢の新型コロナウイルス感染によるカオス」と「23日以降の市域封鎖」そして「そのため日本人の救出(当初600人前後)」程度の情報はもっていました。
しかーし、3700人は武漢救出作戦の6倍前後に及び11日にも書きましたが、ここをクリック⇒「量は質を変化させる」との箴言に沿えば、日本国政府は「臨時疾病対策本部」とか「コロナ対策本部」でも良いけど、各省庁の思惑を超えた組織を作らねばいけませんでした。
それなのに、船は英国籍、船長はイタリア人? 船の運営は米国の大手、乗員乗客に至っては数十か国の国と地域ですからね。今日までの取り組みを見れば殆ど厚労省の独演で、日本の持つリソースの漸次投入にすぎません。 
がっかり >
そしてこの船に関係する“役人”は水際作戦なる言葉に踊らされ、「船内感染の危険に配慮していません」
日本の持つリソースをすべて使うなら、陸上自衛隊の基地か周辺に「特設地域を指定しそこを船扱いすれば良いのです。自衛隊で済まなければ、中国人キャンセルで困り抜いているホテル周辺を借り上げて、船扱いすれば、無用な感染は防げたと思うのです」
昨日昼TVのニュースショーでNビタスのK住先生が「ウイルス学的に言えばもはや船の中と外を分ける意味もない。全員下船!」と厚労省の幹部が泣いて喜ぶようなことを言い切りました。 隣に座った元J通信のTさんが「それを国民がどう思うかですよ」とやんわり否定しました。
そうです! 仮にウイルス学的に正しくても? 「政治学的」には、ひとまず、乗客は陰性を証明しなければ、国民は納得しません!
それを厚労省の高官は「ひと手間二手間省いてしまいました」 あとの付けは高価なものになりそうです。 このあたりを見逃さない感覚が、加藤厚労相や赤羽国交相には必要と思いますが、はて反省するでしょうか?

結果的には、米国・香港・カナダ・豪(まだ追っての国が有り)にあきれ返られ、チャーター機による救出という不面目を曝しています。
GAIATSUを気にしない安倍首相とその他の閣僚はどうしたのですかね? 桜と定年延長に追い回されていてはいけません! 
しかし、事態は下船組による感染の拡大もありますが、別紙の報道では国内感染で感染経路が不明瞭も含め79人になりました。
事態は「国内蔓延を防止とか最小に押さえる準備をする」局面でしょうね?
コロ対本部を有効に活動させるのが、安倍首相ー 晋三せんせー 貴方ですよ!
出番ですよー 行政府の長にして自衛隊の最高指揮官の実力を見せて下さい。
お願いします!!!

写真:20日も下船終了(ネットより)

読売新聞:
 厚生労働省は20日、新型コロナウイルスの集団感染が起きているクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」で働いていた同省と内閣官房の職員計2人の感染が確認されたと発表した。同省によると、2人は船内で事務作業をしていたという。
 同船ではこれまでに、船内で検疫作業にあたっていた同省の男性検疫官1人と厚労省の職員1人の感染も確認されている。(引用終わり)


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« クルーズ船、陰性の乗客まず... | トップ | 森雅子氏を虚偽答弁の疑いで... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

新型コロナウイルス」カテゴリの最新記事