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独仏首脳 ギリシャ「国民投票」で首相説得!

2011-11-03 08:04:32 | 海外
独仏首脳、「国民投票」でギリシャ首相説得工作(読売新聞) - goo ニュース

ギリシャの財政危機を回避する為EU諸国がギリシャ支援を纏めましたが当事国のギリシャが「支援策の受け入れ」を国民投票に掛けると1日閣議決定したそうです。
まあTVの映像で見る限りですがギリシャ国民は政府の対応に(我々の責任で無いと)怒っています。ソクラテスとかアリストテレスもあんな風に話していたのかな? なんて本筋と関係ない想像をして楽しんでいます。それはさておき個人の主張に一本筋が入っている人々ですね。
日本人なんか足元にも及ばない位したたかに見えます。

さてギリシャ政府は「国民投票」に掛けて救済策反対と答えが出たらどうするのですかね? ギリシャ国倒産 EU連合管理の一地域ですかね?
そこでギリシャ政府の責任逃れとの見方もあります。
G20の首脳会議の2日夜、独仏首相をパパンドレウギリシャ首相をカンヌに呼びつけ説得と有りますが脅すのでしょうね!!

このたわけ者! 支援策受け入れなくてギリシャに明日は無いぞ! なんてね。

97年のアジア危機でIMFが韓国に勧告した事は「公務員の削減、給与の削減、財閥の解体」等厳しいものでした。
まあその代わり債務も減免 新たに金を貸付しました。
今回のギリシャでも公務員の削減と給与の削減そして年金の削減も要求される代わりにギリシャ国債は50%切り捨て の様です。その上でEUが金を貸すわけでしょう。

野田首相もG20に出席の為、羽田を発っています。
欧州危機が広がらぬようになんてのん気な挨拶をしていましたが日本がIMF管理にならぬ様腰を入れて取り組んで欲しいものです。
IMFの勧告で公務員の人数と給与の3割削減は大歓迎だが年金も3割ほどカットされたら厳しい。

震災の復興予算の下算(低い見積もり)と原発事故の被害の拡大で消費税や所得税の増額程度では対策になりません。もっと抜本的な対策を立てないとギリシャの二の舞ですがさてギリシャはどんな舞姿になるでしょう。
ここ数日目が離せませんね。注目しましょう。


写真:ギリシャ首相

読売新聞:
【アテネ=末続哲也、パリ=三井美奈】ユーロ圏諸国によるギリシャ支援に対し、同国のパパンドレウ首相が賛否を問う国民投票実施を表明したことで、欧州危機の懸念が再燃した。

 独仏首脳は、主要20か国・地域(G20)首脳会議前の2日夜、南仏カンヌで、同首相を呼んで緊急会合を開き、危機拡大阻止に向け、財政再建を条件とする支援を受け入れるよう説得工作に乗り出すが、欧州首脳が有効な手だてを打ち出せるかは不透明だ。

 ギリシャ政府は2日、金融危機の包括支援策受け入れの是非を問う国民投票を行う方針を閣議決定した。これに先立ち、パパンドレウ首相は「国民投票はユーロ圏に参加するとの明確なメッセージを内外に伝えるものだ」と述べ、欧州連合(EU)の包括策への賛意が国民投票で示されるとの見通しを示した。首相は4日、議会で内閣信任投票を行い、そこで政権基盤を強化した上で、来年1月頃、国民投票に臨むとみられる。

 だが、閣内・与野党から首相批判や辞任要求が噴出し、内閣信任投票の行方は不透明だ。また、国民の約6割が受け入れに反対とされるため、包括策も拒否されかねない。ギリシャ情勢は一気に流動化している。
(引用終わり)

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