王様の耳はロバの耳

横浜在住の偏屈爺が世の出来事、時折の事件、日々の話、読書や映画等に感想をもらし心の憂さを晴らす場所です

七滝・大和沢のダム計画中止

2011-05-20 08:20:53 | 政治
七滝・大和沢のダム計画中止 国の再検証対象で初(朝日新聞) - goo ニュース

大震災や原発事故のセンセーショナルな報道に比べると地味な内容ですが改革に結びつく事を願います。
報道によれば19日国交省は国直轄の七滝ダムと青森君の大和沢ダムの建設を中止すると発表したそうです。
09年政権交代直後当時の前原国交相が「八ッ場ダム」の中止を口にし注目を浴びました。
あの件はどうなったのですかね?
あのダムも「初めに中止ありき!」でなく建設の可否を検討しているのですかね??

中止が決まった2つのダムの事業費の合計は680億円ほどにしかなりません。
しかし「ダムを作る」として動き出した官僚組織がその動きを見直す動きが出て来たのは結構な事だと思います。

問題は83のダムを見直しているのですから建設中止が今回の2ダムだけで終わるか終わらないかしっかり見守らないといけません。
それでないとダム建設は予算のムダ遣いになってしまいます。

東日本大震災で復興予算の捻出方法が決まっていません。
民主党と菅政権にお願いです。
一般会計の冗費或いは緊急性の低いものは是非大鉈を振るって下さい。


朝日新聞:
国土交通省は19日、熊本県御船町で計画していた国直轄の七滝ダムと、青森県が弘前市で計画していた大和沢ダムの建設を中止すると発表した。国は2009年の政権交代後、全国83のダムについて建設の是非を再検証している。いずれもその対象で、初めての中止決定となった。

 七滝ダムは御船川の洪水対策として計画され、総事業費395億円。御船川は水害を繰り返しており、88年5月には九州地方を襲った豪雨で堤防が決壊し、死者・行方不明者3人、家屋全半壊79戸などの被害を出した。

 91年から建設に向けた調査が始まったが、88年の豪雨被害をきっかけに大規模な河川改修が進められ、堤防がかさ上げされた。03年には、流域自治体が「水余り」でダムは不要と方針転換するなど、利水面でも必要性が低下していた。

 民主党政権がダムに頼る治水の見直しを進める中、今年2月、国交省九州地方整備局の事業評価監視委員会で中止方針が了承されていた。

 大和沢ダムは県が建設する国の補助ダムで、総事業費287億円。水質改善が主な目的だったが、下水道整備が進むなどし、県は中止の判断をしていた。
(引用終わり)

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