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横浜在住の偏屈爺が世の出来事、時折の事件、日々の話、読書や映画等に感想をもらし心の憂さを晴らす場所です

義援金を出さない生徒名を貼り出し?!

2011-05-21 08:27:16 | 東日本大震災
義援金出さなかった生徒の名前、黒板に貼り出す(読売新聞) - goo ニュース

小さな親切、大きな迷惑 を具現した事案に見えます。

大館市の中学2学級と有りますが浜爺にはこれで2年全クラスなのか2年の一部なのか判りません。
しかし生徒会が企画したとありますから全学年全クラスの方針としたのだろうと推測します。
それに対し担任教諭が「東日本大震災の義援金集め」に応じなかった生徒約20名の名前を教室の黒板に掲示していたそうです。

そもそも義援金(本来は義捐金)は他人の為に自分の金品を投げ出す行為だから「人に強要する行為でないし人から強要される事でもない」
中学生らしい情熱で「東日本大震災」の義捐金の募集が決まったとして「義捐金拠出の有無をクラス担任が点検していた事」に違和感を覚えます。

まあ担任の気持ちを考えれば「生徒会が決めた寄付行為」と思ったのでしょう。
でもそうだとして「寄付に応じない生徒の名前を黒板に掲示する行為」はやりすぎですよね。まるでさらし者扱いです。

個別に名前が判っているのですから「個別に注意すれば済むことです」
生徒会の決定を「クラス担任が出納を管理」していたとしたらそれも生徒会は甘えすぎでしたね。
市立中学が生徒会決定する行為でもないと思いますが、反対しにくい事案ですし集金の手続きについて詰めも甘かったのでしょう。それでも義捐金の趣旨に鑑みればクラス担任は「人権を軽んじた行為でした」
大震災から70日近く経っての反応に何だか村社会だなーとか田舎臭いなー感じたものですがそう書いたら大館市民を馬鹿にした事になるかもしれません。
御免なさい。


読売新聞:
秋田県大館市の同市立第一中学2年の2学級で、それぞれの担任教諭が、生徒会が企画した東日本大震災の義援金集めで寄付をしなかった生徒計約20人の名前を教室の黒板に掲示していたことが20日、わかった。

 同校では保護者からの苦情で取り外した。

 同校によると、義援金集めは被災地を支援しようと生徒会が企画した。全生徒に募金を呼びかけるチラシを配り、11日から17日まで1人200円以上を納めるよう呼びかけた。

 受け付けは17日朝までだったが、同日の帰りの会で担任教諭2人が、納めていない生徒計約20人の名前を紙に書いて黒板に貼って寄付を促した。担任は納付した生徒の名前をチェックしており、約15人の生徒が掲示後に寄付したという。

 同校の菊地俊策校長は読売新聞の取材に対し、「生徒全員が全会一致で決めたので任意の募金ではないと考えていた。宿題を忘れた人への注意喚起と同じ感覚だったが、保護者や生徒に不安を与えたなら責任を感じる」と話している。(引用終わり)


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