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13日 ダイハツ経営刷新、トヨタ出身者で組織風土改革へ 佐藤社長「会社を作り替える覚悟」

2024-02-14 08:08:26 | ビジネス
昨日13日「トヨタ自動車とダイハツ工業は、東京都内で共同会見を開き、ダイハツの認証不正問題を受け、奥平総一郎社長(67)が退任し、後任にトヨタの中南米本部長の井上雅宏氏(60)が3月1日付で就任する」と発表した事をマスコミ各紙が報じました。
この件も、単にその事実を報じ役員の写真を付けているだけから発表に懐疑的な意見を付けたところまで様々です。
記者会見の要点は「経営体制を刷新し、組織風土改革に取り組む」事です。
トヨタの佐藤恒治社長は13日の共同会見で「会社を作り替える覚悟でダイハツらしさを取り戻したい」と述べた。トップに就任する井上氏は「組織風土を改革し、再生に全力を尽くしたい」と抱負を語ったそうで、それが実施されなければトヨタグループの世界的名声も地に落ちる事になります。その佐野ダイそのダイハツの不正が公になり、報道されて知りましたが、ここをクリック⇒「ダイハツ時代の1989年頃から不正は起こり。2014年頃から急激に不正は増え2016年にトヨタの完全子会社になっても増えている事が指摘されていました。さらには1月29日にはグループの中核の一社トヨタ自動織機によるここをクリック⇒「トヨタ向け自動車用ディーゼルエンジン3機種の性能試験で不正があった 」事が公表されいます。
ダイハツで30年以上にわたる「不正行為の慣行とその結果の法令無視」、グループの中核たる豊田自動織機による「同様の行為」を重ね合わせるとよほどの覚悟を持って取り組まないと「企業グループの体質」は変わらないのでないかと危惧します。まあお手並み拝見ですかね!
頑張って下さい。

写真:会見したトヨタ自動車の佐藤恒治社長(左)とダイハツ工業の井上雅宏氏(3月1日付で代表取締役社長)=13日午後、東京都中央区(岩崎叶汰撮影)© 産経新聞

産経新聞:
トヨタ自動車とダイハツ工業は13日、東京都内で共同会見を開き、ダイハツの認証不正問題を受け、奥平総一郎社長(67)が退任し、後任にトヨタの中南米本部長の井上雅宏氏(60)が3月1日付で就任すると発表した。ダイハツの松林淳会長(69)も退任する。経営体制を刷新し、組織風土改革に取り組む。
トヨタの佐藤恒治社長は13日の共同会見で「会社を作り替える覚悟でダイハツらしさを取り戻したい」と述べた。トップに就任する井上氏は「組織風土を改革し、再生に全力を尽くしたい」と抱負を語った。
共同会見で、佐藤氏は事業領域を軽自動車を軸に据える方針を示した。海外事業は企画開発、生産をトヨタからの委託に変更する方向で検討していることも明かした。
副社長にはトヨタで人事畑が長い桑田正規トヨタ自動車九州副社長が就任する。取締役にトヨタで認証実務の経験が豊富な柳景子カスタマーファースト推進本部副本部長が就く。トヨタから経営幹部を送り込み、組織風土を作り替える狙いだ。
ダイハツは奥平氏を含め、5人の取締役が3月1日付で退任する。
井上氏は新興国など海外勤務が長い。直近ではブラジルやアルゼンチンの地域経営の再構築、中南米の構造改革に取り組んできた。佐藤氏は「難しい決断が多い中、現場のメンバーと徹底的に対話し、改革を前に進めてきた。こうした経験を生かし、ダイハツ再生を牽引してもらいたい」と起用した理由を語った。
ダイハツは完成車の認証試験で車両の不正加工などが発覚。昨年12月、国内全ての工場で生産を停止した。今月9日に開発日程の延長を盛り込んだ再発防止策を国土交通省に提出した。(黄金崎元)
井上雅宏氏(いのうえ・まさひろ)
同志社大卒。昭和62年トヨタ自動車。ブラジルトヨタ副社長などを経て平成31年から中南米本部長。京都府出身。
(引用終わり)
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