今朝は日曜日なので朝8時からTVで「サンモニ」を見ていました。
関口氏の司会の火曜日(日本時間)の話に「国連総会におけるゼレンスキー大統領の対面演説」に言及が有りました。
既にマスコミがこの演説に付き報道しています。
「ロシアのウクライナ侵略を糾弾し、世界大戦に繋がる戦い阻止しなければいけない」と強調、ウクライナへの支援を要請していました。「ロシアによるウクライナ占領地の奪回強調」はロシアによる「現状を維持した形でのロシアの停戦構想」をけん制する意味がある様です。
しかし、演説会場はガラガラで、パネラーの寺島実郎氏が指摘していましたが
「ロシアを除く国連常任理事国(国連での議題に拒否権を持つ)で出席したのはバイデン大統領だけで英、仏、中国の首脳は欠席」とゼレンスキー大統領の熱意に比べトホホな状態でした。国際世論は「必ずしもウクライナ・ロシアの戦争の長期化に賛成でない」と微妙な政治判断を見せましたし、「国連が機能不全(拒否権問題)である」との意見もあります。BRICS勢ではブラジル大統領が戦争継続に否定的でしたし、アフリカ勢も戦争長期化を懸念していました。この様な雰囲気の中で「日本の岸田首相が核軍縮を訴えた演説は実態無視の”頭の中はお花畑」との厳しい意見も出ています。
寺島氏も言ってましたが「米国バイデン政権は自国が参戦しないで、ウクライナが圧勝しない様、優秀な兵器の供給をコントロールしている」ので、大統領選を控えて微妙なかじ取りが迫られると見立てていました。
ウクライナでは後3週間ほどで冬の季節い向かうそうです。銃後の暖房や食料の手当てが益々必要な厳しい状態を迎えそうです。まあロシアも大統領選を控えて、プーチン大統領が支持されるかどうか? 似た様な状態になりつつあります。微妙ですね。ウクライナ軍は「各戦線で部分的勝利を伝えますが、「反抗作戦が成功」と言い切るほどの結果が見えません。
「両軍の冬営中の国に政治情勢が何かを決めるきっかけ」になりそうです。
写真:19日、米ニューヨークの国連本部で行われた一般討論演説に臨むゼレンスキー氏=金子靖志撮影© 読売新聞
読売新聞オンライン:
【ニューヨーク=金子靖志、池田慶太】ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領は19日午後(日本時間20日未明)、国連総会で一般討論演説に臨んだ。ロシアのウクライナ侵略が2度目の越年を迎えるシナリオを視野に「全ての力を結集し、侵略者を打ち負かすため団結しなければならない」と述べ、各国首脳らに支援を呼びかけた。
昨年2月にロシアが侵略を始めて以降、ゼレンスキー氏が対面で国連総会に出席し、演説したのは初めてだ。
戦時下を象徴するカーキ色の服装で演壇に立ったゼレンスキー氏は「ロシアが世界を最終戦争に追い込んでいる」と非難し、「戦争犯罪は処罰され、送還された人々は家に戻り、占領者は自分の土地に戻らなければならない」と訴えた。
ロシアによるウクライナからの子供の強制移送に関し「子供たちはウクライナを憎むことを教えられ、家族の絆は断ち切られている」と語り、「これは明らかにジェノサイド(集団虐殺)だ」と強調した。
露軍が占拠を続けるザポリージャ原子力発電所にも言及し「ロシアは他国の原発を『汚い爆弾』に変え、兵器にしようとしている」とロシアを批判した。
約15分間の演説は、侵略を巡って中立的な立場を取る傾向が強い新興・途上国「グローバル・サウス」からの支持取り付けを意識した発言が目立った。ゼレンスキー氏はロシアがウクライナ産穀物の輸出を妨害し、食料を「武器化」していると改めて指摘し「影響はアフリカから東南アジアに及び、脅威となっている」と述べた。
昨年11月に自ら提示した「10項目の和平案」についても「140以上の国や機関が全面的か部分的に支持している」と浸透ぶりをアピールした。
ウクライナの和平案は露軍の完全撤退が柱で、露軍がウクライナの占領地域を維持した形での停戦を求める動きをけん制する意味合いがある。ゼレンスキー氏は20日のウクライナ情勢に関する安全保障理事会の首脳級会合で和平案について説明する意向も明らかにした。
(引用終わり)
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