【ウクライナのゼレンスキー大統領は27日、キーウ市に内外の記者団を集め和平提案をしたそうです。「計画全体のうちの4点を列挙。越境作戦の他は「世界の安全保障構造におけるウクライナの戦略的地位の確保」「外交を通じた一連の威圧」「経済」という!】
今なんで?と思いました。
5月23日ウクライナのクレバ外相と中国の王毅外相会談し、中国(とブラジルの)和平提案に合意せず、中国による和平仲介がパーになりました。
中国の提案は以下の通りです。
【[5月23日 ロイター] - ブラジルと中国は23日、ロシアとウクライナの紛争終結に向け、両国が参加する和平交渉を求める共同声明に署名した。ロイターが文書を確認した。
文書には、ブラジルと中国は「ロアとウクライナ両国が認める適切な時期に、全ての当事者が平等に参加し、全ての和平案について公正に議論する」国際和平会議を支持すると記されている。
両国はまた、事態緩和に向けた3原則として戦場の拡大禁止、戦闘激化の禁止、挑発行為の禁止を挙げ、全ての利害関係者にこの3原則を順守するよう求めた。
大量破壊兵器、特に核兵器や化学・生物兵器は使用されるべきでないとし「核拡散を防ぎ、核危機を回避するためにあらゆる努力を行う必要がある」とした】
この和平提案を飲めなかった(恐らくウクライナ領に於けるロシアによる占領地の問題)で、これを政治的に解決する不作の1つとして8月6日に始まった「ロシア領内へのウクライナの占領地確保」なのだろうと思います。
一方、英仏では政権が交代し米国でも秋には新大統領が決まりますから「ウクライナばかりが突っ張ってるわけにはゆかないでしょう!」
ウクライナ軍による「ロシア領侵攻を受けプーチン大統領が和平交渉を受ける」とは思えませんが、「100%ベースの要求が満たされれば和平します」とゼレンスキー大統領が改めて口にしたのでしょう!
この後、どの国が「和平交渉の仲介に出てくるでしょう?」良く判りません。
ウクライナとロシアの内政の腐敗の少ない方が持続力があるような気がします。果たしてどちらでしょうか?
気を揉みながら注目しています。
写真:国内外のメディアに向けて記者会見を開いたウクライナのゼレンスキー大統領=2024年8月27日、キーウ、藤原学思撮影© 朝日新聞社
朝日新聞社:
ウクライナのゼレンスキー大統領は27日午後、キーウ市内で国内外の報道陣向けに会見を開いた。始まって3週間となるロシア南西部クルスク州への越境作戦について「勝利に向けた計画の一つだ」と意義を強調した。
ゼレンスキー氏は「詳細は話さない」としつつ、計画全体のうちの4点を列挙。越境作戦の他は「世界の安全保障構造におけるウクライナの戦略的地位の確保」「外交を通じた一連の威圧」「経済」という。
計画の成否は米国にかかっているといい、バイデン大統領のほか、次期大統領候補のハリス副大統領、トランプ前大統領に9月にも詳細を説明する意向を明らかにした。
領土譲歩については、「いかなる交渉でも領土を変更することはありえない」と主張。一方で「仲間たち(欧米諸国)の支援次第なので、難しくもある」と認めた。
■第2回サミットのロシア参加は?
それでもゼレンスキー氏は「我々を滅ぼすという使命を持ってここに来る連中と、妥協を模索する立場にはない」とも強調。ロシアのプーチン大統領との対話については「彼は外交的に戦争を終わらせたくないのだから、無意味で、空虚だ」と可能性を否定した。
ただ、ウクライナの和平について話し合う「平和サミット」の第2回会合については、「ロシアの代表団が参加したいなら、彼らはそこに来るだろう。すべての国が望んでいることだ」とした。
ウクライナにとって今後重要になるのは、自国内から、ロシア領内の軍事拠点を攻撃する能力だ。ただ、米国や英国、フランスから供与を受けた長距離ミサイルをめぐっては、ロシア領内への攻撃に使用する承認を待つ状態が続いている。
そんななか、ゼレンスキー氏は会見で、初めてとなる国産の弾道ミサイルの実験に成功したことを明らかにした。ただ、射程や性能は明らかになっていない。
(引用終わり)
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