王様の耳はロバの耳

横浜在住の偏屈爺が世の出来事、時折の事件、日々の話、読書や映画等に感想をもらし心の憂さを晴らす場所です

カメラマン 旅券返納 !!

2015-02-09 07:43:16 | 憲法関連
「取材で現状伝えたい」=旅券返納のカメラマン―新潟(時事通信) - goo ニュース

昨日8日新潟のカメラマン(58)がシリアへの渡航を計画していた所、外務省から返納命令を受けたとして自宅で(マスコミ?の)取材をうけたそうです。
早速一部の人々は「日本国憲法」に規定する往来の自由に違反する或いは報道の自由に違反すると雄叫びを挙げています。
たまたま偶然ですがこの報道の半日ほど前、読売新聞の全国世論調査が発表され政府が渡航を禁止している紛争地に出かけてテロや事件に合った場合「最終的には本人の責任」との選択肢に「その通り」とする回答が83% 「そうは思わない」とするが11%となり、今回の「イスラム国に対する政府の対応を適切」とする人では90%、「適切と思わない」人でも73%に達したそうです。
まあ妥当な市民感覚ではないかと何となくほっと!しました。

「日本国憲法」の規定は通常の状況において発動されると思いますから、現に紛争状態にあり相手側を殺したり人質にとって金品を要求するグループのいる地区に出かける行為は極めて危険です。
残念ながら8500キロも離れた地区に出かける日本人の安全を守るだけの実力は日本国には有りません。

この小父さん「何で新聞のインタビューでシリアへの渡航を口にしたのでしょう?」よほど行きたければ黙ってトルコ(アンカラ)位までなら行けたと思うのですがね?!
まあ日本政府が「問題の事前抑制」との観点からパスポートを返納させたのは方法としては有効ですね。
現地の事情に鑑みれば「やむを得ない措置」に思います。どうでしょうか?


写真:カメラマン杉本祐一さん

時事通信:
シリアへの渡航を計画し、安全確保を理由に外務省からパスポート(旅券)の返納命令を受けたフリーカメラマン杉本祐一さん(58)が8日、新潟市内の自宅で取材に応じた。杉本さんは「無理な取材は避け、安全対策はしっかり取っている。今は早く現地に行き、現状を伝えたいという気持ちだ」と話した。

 杉本さんは今月27日に日本を出発し、トルコを経由してシリアに渡航する計画を新聞のインタビューで明かしていた。外務省などから自重するよう要請を受けたが応じなかったところ、7日夜に同省の担当者らが自宅を訪れ、「返納命令に応じなければ逮捕となる」と告げられたという。

 杉本さんは返納に応じた理由を「身柄を確保されたり、支援者に迷惑が掛かったりするリスクを考えた」と説明した。 
(引用終わり)

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 渋谷の立てこもり男 特殊部... | トップ | 柏市で母親が娘2人を絞殺?! »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

憲法関連」カテゴリの最新記事