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横浜在住の偏屈爺が世の出来事、時折の事件、日々の話、読書や映画等に感想をもらし心の憂さを晴らす場所です

秘密保護法案 衆院通過!!

2013-11-27 08:05:38 | 政治
野党「要求つり上げ」、与党限界…秘密保護法案(読売新聞) - goo ニュース

昨日26日特定秘密法案が衆院を通過しました。
与党は今国会中の成立をめざし参院での通過そして成立を目指すそうです。
この法律はもう一方の自民、公明両党が国家安全保障会議(日本版NSC)の設置法案を27日にも成立させようとしている動きと目的共に裏表の関係の様です。
日本版NSCには米国を通じたくさんの国家間秘密が流れて来るわけでそれが日本側から内外に「じゃかじゃか漏れ」では米国も当事国の日本政府も困る事になります。
そこで関係者の「口チャック」が必要でそれが特定秘密法案の上程の裏側です。
これまでその意図に対しマスコミや有識者が「何が秘密なのか?」「どの位秘密にしているのか?」「罰則が過度に渡らないか?」など等疑問を呈しておりこのままでは戦前の情報統制国家に戻ってしまうとの声もあります。どちらの意見も一理あります。

さて欧米特に米国のジャーナリズムと国民の気質と日本のそれはいささか差が有る気がします。
日本のジャーナリズムは真実の追及に徹し切れるか或いはその様な組織のいくつかはあるか? 日本人は真実ならいやでも嫌いでも直視出来るのか?です。被災者には失礼ですが「福島の原発被災地を視察した大臣が“死の町だ”」と発言して首が飛んでしまいました。
例え真実でも「人前でそれを言ったらお終いよ!」との文化風土が有るのです。

何を守り何を守らないのか!
大勢の人が罰則を受けながら特定秘密法が政府国民とも使い勝手の良いものになって行くには時間が必要と浜爺は思います。

読売新聞:
自民、公明両党が26日、特定秘密保護法案の衆院での採決に踏み切ったのは、12月6日までの臨時国会の会期内に成立させるには、「日程を遅らせることはもはや一日たりとも許されない」(自民党幹部)との判断からだ。

 与党はこれまで、野党に配慮して修正協議や審議を慎重に進めてきただけに、要求をつり上げる野党に対し、譲歩が限度に達していた。

 菅官房長官は26日の記者会見で、衆院国家安全保障特別委員会での採決について、「(一部の)野党が賛同したのだから、強行採決ではない。40時間を超える審議をしたわけだし、その中で野党2党と修正の合意まで行った。議論が進んだ結果だ」と述べ、採決の機は熟していたとの見方を強調した。

 特定秘密保護法案の衆院特別委での審議時間は、地方公聴会や2度の参考人質疑を含めると約45時間に達した。重要法案の審議時間としては「平均レベル」(国会関係者)とされる。
(引用終わり)

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1 コメント

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清流 (RYU)
2013-11-29 10:20:45
浜爺さま、おはようございます。

TPP然り、秘密交渉という事で、アメリカを睨んだ協定の布石になる事は、対中関係の中で、日米同盟の重要性が増し、通常の政策ではなく、国防なら国防だけを重視すべき秘密であると思います。報道による知る権利の擁護については、同意ですが、日本は報道が、媚中派も居り、左右入り組んでいる事から、「中性的」である、と思っています。中性的という事は、父性や母性が無い、ひとりもん視点に立つ、という事で、悪い意味での「気軽さ」の原因であり、それが、政治と責任を共有した政策考察や、その提唱に至らない理由ではないかと思います。
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