２０日 旧統一教会、質問権に「誠実に対応」 被害訴える信者家族に反論も

昨日２０日午後世界平和統一家庭連合（旧統一教会）は本部で開いた記者会見に勅使河原秀行・教会改革推進本部長が現れ「宗教法人法に基づく質問権の行使を伴う調査について”誠実に対応したい。被害を訴えている方にはおわびしたい”」と語りました。

その中身がよくわからないまま、その後のスマホのニュースなどを見ると「ミヤネ屋」では会見の様子を途中で打ち切ったとかの話があり何が起きたのか？とは思っていました。今朝NHKの朝ドラの後「羽鳥慎一モーニングショー」に切り替えると、丁度この問題をゲストを呼んで取り上げているのを見ることが出来ました。ゲストは鈴木エイト氏、（霊感救済）連絡会　弁護士の阿部氏とマルチタレントの広津留さんも参加していました。

記者団の質問には：

ー教団の改革として１７人の「２世信者を各地の教区長にして悩みのある２世信者に対応する

ー高知の元信者の女性の離婚した夫を「断られたのにも、単身訪問した理由」

ーその方が主張した事は違うと「記者会見の場で顔を出して元夫の主張と違う話をまとめたビデオ映像を流し」

ー国会議員らに「推薦確認書」に署名を求めた事などが質疑応答されました。

昨日の予算委員会の映像と思いますが「野党議員の質問に宗務課の人数を問う」場面とそれに答える永岡文科相の「８人です。頑張ります」の応答に元文科庁の偉いさんが「とても８人では無理、政府が法務関係者を集めて対応しなければ」と厳しい指摘をしていました。岸田首相に本当に「旧統一教会関連の疑惑」を解決する意思が有れば「行政府の全力を挙げれば救済弁護団が言ってるように１１月には目途がついて良さそう」ですが、それには自民党内の反対勢力を抑えねばなりません！！　岸田首相の真意はどこにあるでしょうか？

まだ判りません。しっかり見守らないといけませんね！

写真：記者会見で質問に答える世界平和統一家庭連合（旧統一教会）の勅使河原秀行・教会改革推進本部長＝東京都渋谷区で2022年10月20日午後2時53分、丸山博撮影 

毎日新聞：

世界平和統一家庭連合（旧統一教会）は２０日開いた記者会見で、宗教法人法に基づく質問権の行使を伴う調査について「誠実に対応したい。被害を訴えている方にはおわびしたい」と語った。政府の相談窓口などに被害相談が相次いでいることを受け、韓国への送金停止や、教団本部から各教会に献金目標を示す構造を改める方針も示した。

　会見した教団の勅使河原秀行・教会改革推進本部長は、元妻が信者で、被害を訴えている高知県の橋田達夫さんの自宅を「アポなし」で訪問したことを「会って話を聞きたかった。不快に思われたなら申し訳ない」と釈明したものの、教団側が事前に録画した元妻の映像を流しながら「（橋田さんは）事実ではないことを話している」と主張する場面もあった。

　会見やその後の勅使河原氏への取材によると、教団は遅くとも２０年ほど前から韓国にある世界本部の資金を管理する「ＨＪマグノリアグローバル統一財団」に送金を続けてきた。これを「少なくとも１年間は停止する」という。

　また、これまで一貫して否定してきた信者の献金ノルマについて、「罰則はないのでノルマという言葉は違う」としたうえで、教団本部が掲げた献金目標が最終的に信者個人に課される仕組みについては「そういった現状がなかったとは思っていない」と述べた。

　旧統一教会の被害者救済に取り組む全国霊感商法対策弁護士連絡会の阿部克臣弁護士は同日、国会内で国対ヒアリングに参加し、教団の会見について「（橋田さんら）被害者家族への気遣いや想像力に欠け、憤りを覚える。そういう団体が自ら改革していけるわけがない。質問権と解散請求の手続きをすみやかに進めてもらいたい」と訴えた。【春増翔太、大場弘行】

（引用終わり）