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横浜在住の偏屈爺が世の出来事、時折の事件、日々の話、読書や映画等に感想をもらし心の憂さを晴らす場所です

普天間問題 「5月末決着」 先送り?!

2010-05-14 05:10:11 | 政治
「5月末決着」先送り、首相が初めて言及 普天間問題(朝日新聞) - goo ニュース

12日の記者会見では「5月決着」は国民との約束と明言していました。
13日の朝には「ーーー6月以降も詰める必要があれば、当然努力する」と発言した事は
「マスコミ風政治用語で理解すると“5月末決着の先送り”だそうです」

それそれついに言ったぞー!てな所でしょうか!
まあ鳩山首相が「5月末と言おうと6月に先送りと仄めかそうと普天間基地移設の問題が解決に向かって居るとは市井の人間にはとても見えません」

政権交代を機に「究極目標は海外への移設、暫定的に沖縄以外の国内基地に移設そして米国との交渉で力負けして沖縄県内」とでも決めたシナリオらしきものがあってそれを愚直に追求した結果、力負けして「キャンプ・シャワブ周辺部に移設と訓練或いは部隊の一部徳之島かその他に移転或いは移設」なら理解のしようも有るかも知れません。
それが「抑止力について理解が足りなかった」の一言で「目標と落とし所の2箇所をすっ飛ばし殆ど自公時代の案に近くなる」鳩山首相とその補佐官達の頭の中が見えません。

鳩山首相の「抑止力の理解が以前はどの様なもので今はどの様に変わったのか」それを説明しないと「抑止力の理解は未だに米軍による抑止力なるものを過大評価しているのでないかと疑念が去りません

最低でも「県外」なのでしたから海兵隊とそのヘリを運ぶ強襲上陸艦エセックス(4万5千トン)の基地が佐世保なのですから「沖縄に展開する海兵隊は佐世保周辺の九州地区そして過剰空港と過少利用客で悩んでいる関空、神戸空港の辺りの移設を本気になって検討して担当県の知事からぼろくそに反対されるまで交渉を進めていれば良かったのですがね」まあブログの諸賢によればこの「エセックスの基地もグアムに移設との米軍プラン」が有るそうですから鳩山首相とその周辺は何を考えていたのか良く判りません。
たしか12日であったかグアムとテニアンの要人が鳩山首相に面談し「特にテニアンの方は海兵隊迎え入れ大歓迎だった筈です」どうして面談を拒否したのでしょう?

さて大事な話は「5月末」と決めて交渉する事は確かにありませんけど:
日本国最高の政治権力者として「日米安保条約」の廃棄を国会の場で宣言すればそれで条約は国際法上廃棄されてしまうお方の言葉です
国内向けであっても普天間移設が現状案では発言の余りの軽さに驚きあきれるばかり。
爺は夏の参院選挙まで鳩山首相が「普天間移設の失敗」について責任を取り辞任しなければ民主党の政権交代に期待した思いが尽きてしまいそうです。


朝日新聞:
鳩山由紀夫首相は13日朝、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設問題について「5月末(決着)の期限を私は作ったから、国民との約束の中でできる限りのことはする」と述べる一方、「すべてが果たされるかどうかということだから、6月以降も詰める必要があれば、当然努力はする」と語り、「5月末決着」の先送りの可能性に初めて言及した。

 首相官邸で記者団に語った。首相が自ら約束した米国、地元、連立与党の合意を前提とした「5月末決着」がほぼ不可能になる中、地元や米国と6月以降も交渉を続ける姿勢を示したものだ。

 12日には平野博文官房長官が、普天間の移設先として検討する鹿児島県徳之島町の町議5人と会談したが、地元の反対姿勢が改めて伝えられた。首相の発言は、こうした情勢を踏まえた発言とみられる。

 また、平野官房長官は13日の記者会見で「具体的に、詳細に詰めることが全部完了するのが、5月末というのではない。考え方を整理して5月末に決着し、方向をより具体的に詰めていくことはあってしかるべきだ」と語った。(引用終わり)

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