北朝鮮、脅威になれば「完全な破壊」も トランプ氏が国連初演説
19日(米国時間)国連総会で各国首脳の演説が行われました。
トランプ大統領が「何を話したか?」気になってウェブニュースを読みましたが日本の新聞は「北朝鮮を激しく非難。13歳の少女[横田めぐみ)を誘拐に言及」を大きく取り上げていました。
はて米国の大統領が初の国連演説でそれだけかよ? と思いあちこちを探すと以下のロイター電の様にどの順序で話したのかわかりませんがそのほかにも;
1:イランの核問題
2:ベネズエラの民主主義を巡る問題
3:イスラム強硬派
4:キューバ政府の批判 などに言及しています。
そして浜爺は初の国連演説で「メーク アメリカ グレート アゲイン(アメリカ ファースト)」について何かを述べてるはずと思いましたらしっかり立場を主張していました。
まあバランスのとれた演説だろうと思います。
古い話ですが1960年に当時のソ連の最高指導者(この時は首相)フルシチョフがフィリピン外相の「植民地主義批判」に西側こそが「植民地主義だ!」と怒って大声で演説を妨害した挙句、はいてる靴でテーブルを叩いて怒った事件を思い出しました。
それと比べたら理性的且つ抑制の利いた初めてのお使いならぬ演説でした。
北に対する発言に関し内外の指導者の反応は「更なる外交的努力を重ねるべきで軍事的手段は問題の解決にならない」とごく当たり前の反応です。
当面は東アジアの問題で火の粉は自分に飛んできませんからね。
米国も日本も株価は高値安定をしていてミサイルと核実験のショックは収まって見えます。
この上、北がミサイルと核開発に一歩進めた時、米国が中国に何を注意するか同時に北にどう反応するかできな臭くなってきそうな気がします。
毎日うっとをしいですね。
写真:演説するトランプ大統領
ロイター:
[国連 19日 ロイター] - トランプ米大統領は19日、ニューヨークの国連本部で行った就任後初の一般討論演説で、米国は北朝鮮を「完全に破壊」せざるを得なくなる可能性があると述べた。
トランプ氏は41分間にわたる演説でイランの核問題、ベネズエラの民主主義を巡る問題、イスラム強硬派などについても言及。キューバ政府も批判した。
ただ最も鋭い矛先を向けたのは北朝鮮で、「米国は強大な力と忍耐力を持ち合わせているが、米国自身、もしくは米国の同盟国を守る必要に迫られた場合、北朝鮮を完全に破壊する以外の選択肢はなくなる」と言明。北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長を「ロケットマン」と呼び、「『ロケットマン』は自身、および自身の体制に対する自爆任務に就いている」と述べた。
そのうえで、北朝鮮の核・ミサイル開発プログラムは「全世界に対する脅威となっており、想像を絶する規模の人命が犠牲になる可能性がある」と指摘。「世界を核の脅威にさらすこうした国と、一部の国が貿易を行うだけでなく、武器を提供し、財政支援を行っていることに憤りを感じる」と述べた。暗に中国を非難したとみられる。
また、国連加盟国は北朝鮮が「敵対的な」態度を改めるまで 金正恩体制の孤立化に向け共に取り組む必要があるとの考えを示した。
トランプ氏の発言に対し、北朝鮮の国連代表団は現在のところコメントを発表していない。
ドイツのメルケル首相は北朝鮮問題について、外交的に解決するためにあらゆる努力を行うとし、「外交手段以外のいかなる手段も大惨事につながる」と述べた。
トランプ氏の発言に対する米国内の反応はまちまち。2012年の大統領選挙の共和党候補だったミット・ロムニー氏は、トランプ氏は世界的な課題に国連が対処するにあたり「必要で、かつ力強い課題」を突きつけたとツイート。一方、上院外交委員会のエド・マーキー議員(民主党)はCNNに対し、北朝鮮に協議に応じるよう働き掛ける手段はまだ残っているとし、「核による対決の回避に米国は努力したと言えるようにする必要があると」と述べた。
トランプ氏は今回の演説で「アメリカ・ファースト(米国第一主義)」も主張。米国は他の国に自国の意思を押し付けることはせず、他の国の主権を重んじるとしたうえで、「米国の利益を最優先させる。ただ、われわれは他の国に対する責務を果たす際、すべての国が主権的で、繁栄し、安全である将来を追求することが誰もの利に適うと認識している」と述べた。
トランプ氏は原稿を慎重に読み上げる形で演説。米国の軍隊は近い将来に過去に例を見ないほどに強くなるとも述べた。
金融市場はトランプ氏の発言にほとんど反応していない。XEドットコム(トロント)の首席市場ストラテジスト、レノン・スウィーティング氏は「トランプ氏は原稿の読み上げに終始した」と指摘。「ドル/円はやや上向いたが基本的には横ばいとなっており、トランプ氏の演説でこれ以上の動きは出ないとみている」としている。
(引用終わり)
19日(米国時間)国連総会で各国首脳の演説が行われました。
トランプ大統領が「何を話したか?」気になってウェブニュースを読みましたが日本の新聞は「北朝鮮を激しく非難。13歳の少女[横田めぐみ)を誘拐に言及」を大きく取り上げていました。
はて米国の大統領が初の国連演説でそれだけかよ? と思いあちこちを探すと以下のロイター電の様にどの順序で話したのかわかりませんがそのほかにも;
1:イランの核問題
2:ベネズエラの民主主義を巡る問題
3:イスラム強硬派
4:キューバ政府の批判 などに言及しています。
そして浜爺は初の国連演説で「メーク アメリカ グレート アゲイン(アメリカ ファースト)」について何かを述べてるはずと思いましたらしっかり立場を主張していました。
まあバランスのとれた演説だろうと思います。
古い話ですが1960年に当時のソ連の最高指導者(この時は首相)フルシチョフがフィリピン外相の「植民地主義批判」に西側こそが「植民地主義だ!」と怒って大声で演説を妨害した挙句、はいてる靴でテーブルを叩いて怒った事件を思い出しました。
それと比べたら理性的且つ抑制の利いた初めてのお使いならぬ演説でした。
北に対する発言に関し内外の指導者の反応は「更なる外交的努力を重ねるべきで軍事的手段は問題の解決にならない」とごく当たり前の反応です。
当面は東アジアの問題で火の粉は自分に飛んできませんからね。
米国も日本も株価は高値安定をしていてミサイルと核実験のショックは収まって見えます。
この上、北がミサイルと核開発に一歩進めた時、米国が中国に何を注意するか同時に北にどう反応するかできな臭くなってきそうな気がします。
毎日うっとをしいですね。
写真:演説するトランプ大統領
ロイター:
[国連 19日 ロイター] - トランプ米大統領は19日、ニューヨークの国連本部で行った就任後初の一般討論演説で、米国は北朝鮮を「完全に破壊」せざるを得なくなる可能性があると述べた。
トランプ氏は41分間にわたる演説でイランの核問題、ベネズエラの民主主義を巡る問題、イスラム強硬派などについても言及。キューバ政府も批判した。
ただ最も鋭い矛先を向けたのは北朝鮮で、「米国は強大な力と忍耐力を持ち合わせているが、米国自身、もしくは米国の同盟国を守る必要に迫られた場合、北朝鮮を完全に破壊する以外の選択肢はなくなる」と言明。北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長を「ロケットマン」と呼び、「『ロケットマン』は自身、および自身の体制に対する自爆任務に就いている」と述べた。
そのうえで、北朝鮮の核・ミサイル開発プログラムは「全世界に対する脅威となっており、想像を絶する規模の人命が犠牲になる可能性がある」と指摘。「世界を核の脅威にさらすこうした国と、一部の国が貿易を行うだけでなく、武器を提供し、財政支援を行っていることに憤りを感じる」と述べた。暗に中国を非難したとみられる。
また、国連加盟国は北朝鮮が「敵対的な」態度を改めるまで 金正恩体制の孤立化に向け共に取り組む必要があるとの考えを示した。
トランプ氏の発言に対し、北朝鮮の国連代表団は現在のところコメントを発表していない。
ドイツのメルケル首相は北朝鮮問題について、外交的に解決するためにあらゆる努力を行うとし、「外交手段以外のいかなる手段も大惨事につながる」と述べた。
トランプ氏の発言に対する米国内の反応はまちまち。2012年の大統領選挙の共和党候補だったミット・ロムニー氏は、トランプ氏は世界的な課題に国連が対処するにあたり「必要で、かつ力強い課題」を突きつけたとツイート。一方、上院外交委員会のエド・マーキー議員(民主党)はCNNに対し、北朝鮮に協議に応じるよう働き掛ける手段はまだ残っているとし、「核による対決の回避に米国は努力したと言えるようにする必要があると」と述べた。
トランプ氏は今回の演説で「アメリカ・ファースト(米国第一主義)」も主張。米国は他の国に自国の意思を押し付けることはせず、他の国の主権を重んじるとしたうえで、「米国の利益を最優先させる。ただ、われわれは他の国に対する責務を果たす際、すべての国が主権的で、繁栄し、安全である将来を追求することが誰もの利に適うと認識している」と述べた。
トランプ氏は原稿を慎重に読み上げる形で演説。米国の軍隊は近い将来に過去に例を見ないほどに強くなるとも述べた。
金融市場はトランプ氏の発言にほとんど反応していない。XEドットコム(トロント)の首席市場ストラテジスト、レノン・スウィーティング氏は「トランプ氏は原稿の読み上げに終始した」と指摘。「ドル/円はやや上向いたが基本的には横ばいとなっており、トランプ氏の演説でこれ以上の動きは出ないとみている」としている。
(引用終わり)