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2012 2/5の拝観1(清閑寺)


写真は、本堂と前庭

この日は拝観日。
朝から車で五条通=国道1号線を東へ向かいます。
清水寺の横を通過して、目の前の東山トンネル・・・には入らずに、左折します。

このままずっと登ると青蓮院門跡の大日堂に到達しますが、その遥か手前の「清閑寺」から今日はスタートです。

ちゃんとした駐車場がないのがネックです。

まず第79代六条天皇(幼児の天皇。在位は2歳~4歳)と第80代高倉天皇(21歳で崩御)の御陵があります。

最近京都検定対策の一環として及び、例えば駒札で「桜町天皇」などと書かれても時代がわからない時があるので、
業を煮やした僕は、
第50代桓武天皇から第121代孝明天皇まで、全部家系図に沿って覚えました(イタイ人なのでしょう、きっと(笑))!
為政者との関わりで覚えると、丸暗記でなくストーリーで出てきます。

さてここは高倉天皇の寵愛された小督局のお墓があります。
京の冬の旅で特別拝観中の「平等寺」も小督局に関連があります。

また平成3年までは幕末に月照と西郷隆盛が密談した”郭公亭”があったのですが、今は老朽化により解体されてしまいました。

本堂と前庭しかないような感じですので、あまり一般観光的にはおすすめしかねますが、京都検定では時々出ます。
初日からこんな感じですが、今回は最後までこんな感じです(笑)。

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醍醐寺1 霊宝館 三宝院 (山科散策5)


写真は、紅葉の三宝院庭園

醍醐寺といえば4月第2日曜日の太閤花見行列が有名です。

総門を入った道が “桜の馬場”です(簡易地図)。

約200m先の正面に仁王門、右手に霊宝館、左手に三宝院があります。
各々の拝観料は600円ですが、2つセットで1000円、3つセットで1500円です。

霊宝館前の参道のソメイヨシノもきれいです。
参道を挟んだ霊宝館の向かい側には雨月茶屋と駐車場があります。
雨月茶屋には昭和4年に京都御所から移築した雨月恩賜館があります。
正面の玄関を入ると左右に廊下があり、その奥は一の間、二の間、三の間の3間構造になっており、二の間が50畳でその他は30畳の広間です。

霊宝館
霊宝館に入ると、正面に本館、右手奥に仏像棟があります。
本館から仏像棟に向かう途中の右手にフレンチカフェ ル・クロ スゥ ル スリジェがあります。
さらに奥に進んだ本館と仏像棟の間には見事な醍醐深雪桜があります。

桜の馬場の途中の左手に国宝の唐門があり、皇室の菊の御紋と、豊臣家の桐の御紋が施されています。

三宝院
門を入ると前庭に太閤枝垂れ桜があり非常にきれいです。
正面に大玄関がありますが、桜の頃にはこの左手奥にある憲深林苑(けんじんりんえん)という庭園にも入れます。
大玄関の屋外左側から奥に進み左に曲がった所にあります。
広い芝生の広場を囲むように大きな枝垂れ桜がいくつも咲きます。
散策路は芝生の外側です。
芝生の中に入るには別料金の呈茶が必要です。

前述の大玄関から伽藍内に入ります。
葵の間(葵祭りの襖絵)、秋草の間、勅使の間を通り表書院です。
襖絵は長谷川等伯の一派です。
表書院の右手には大庭園があります。

大きな池を中心に、唐門、豊国大明神、亀島や鶴島には橋がかかり、茶室“枕流亭”もあります。
手前には“賀茂の三石”、庭の中心に“藤戸石”もあります。
藤戸石は、足利義昭、信長の手を経て、聚楽第から秀吉が運んだものです。
優美な庭園で、紅葉もきれいです。

かつてはこの先の純浄観、本堂と奥宸殿(すべて重文)も通常から拝観可能でしたが、2012頃から非公開になりました。
純浄観は秀吉が醍醐の花見をした際の建物を移築したそうです。
純浄観の奥には本堂があり、中央に本尊の快慶作の弥勒菩薩像、右手に弘法大師像、左手に開山の理源大師像がお祀りされています。
純浄観の裏側に奥宸殿があります。
奥宸殿には“醍醐棚”があり、修学院離宮の霞棚、桂離宮の桂棚と併せ“天下の三大名棚”とされています。
ここから表書院を通って、大玄関に戻ります。
また表書院の裏側にも庭園があり、その向こうに見えるのが白書院ですが通常非公開です。

2015年秋の「ちょこっと関西歴史たび」の特別イベントで、純浄観での呈茶と奥宸殿の茶室松月亭の見学がありました。
また松月亭は2023年の京の冬の旅で、2/4~2/7に本堂が仏事で公開できない代わりに内部が公開されました。
事前予約制で3000円でした。
三宝院前に10:30集合で、表書院までを説明付きで拝観。
純浄観での呈茶。
純浄観の裏にまわると奥宸殿がありますが、その右端に池の上に突き出るように茶室 松月亭があります。
4畳半で左手に水屋と床の間、正面に大きな丸窓、右手に池に面して躙口や窓、窓の下にも地窓があります。

奥宸殿の一の間に入り、醍醐棚を間近でみました。
隣の帳台構の奥は、かつては門主さんの寝所だったそうです。
1時間ちょっとで終了でした。

白書院
2023/9/23の10:00~11:30と14:00~15:30に第1回日本国際芸術祭のイベントでお茶体験が白書院でありました。
表玄関の左手から憲深林苑の方面に向かいます。
奥の右手に庫裏のような建物があり、これが殿堂。
ここから入ります。
この廊下を右手奥に進むと、白書院があります。
上の間には床の間と違い棚があります。




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