HIROZOU

おっさんの夜明け

卒業式

2019-03-02 11:33:55 | メモリー

ほんまに、お客さん来ぃへんな

今日は近くの私立高校の卒業式だそうだ

僕もうん十年前に田舎の高校を卒業した

あの頃、人生に何の目標も目的も無くて

数打ちゃ一つぐらい受かるだろうと思っていた大学受験も失敗して

かと言ってまだ就職するのも嫌だったので

とりあえず専門学校に身を置いて大阪に出たんだ

大坂に出たけれ学校も行かず毎日パチンコを打っていた

たま~~にぃ2度目の受験を目指して予備校なんかにも行った

やはりと言うか案の定2度目の受験もスベリまくって

しょうがないんで人生初めてのバイトに行った

その頃、出たばかりの薄っぺらなアルバイトニュースの中から一番時給の高い所を選んだ

時給が高いのに

「簡単な軽作業」と書かれてた

(こんなに時給がええのに簡単かいな・・・)

世の中を知らない‘アホ,が食いついた

作業服に場所に寄っちゃヘルメットを被らされて

ビルの屋上のクーリングタワーの掃除やら

ビル地下の受水槽の掃除なんかもやらされて

簡単な軽作業は

危険な重労働だった事を知らされた

いつも先輩から罵声を浴びせられた

「こんな役に立たん奴初めてやな!」

「このアホ!ボケ!」

嫌、正直言ってあの頃の僕って

たぶん、何をやっても務まらない

ドジでまぬけな亀だった

そんな優男が海千山千のおっさん連中に苛められながらも数か月働いたのは

ただひたすら金が無かった

なんせその日の日当すべてをその頃、出始めたばかりのパチンコ台777に嵌って

毎日、文無しだったから嫌でもその仕事にしがみ付く以外に無かった

そして、不思議な事にその会社の連中も僕に文句は言ってもクビにはしなかった

たぶん、あー言った業種には必ず僕の様な‘役立たず,がどこにでもいるんだろう

計算ずくやな

そして一度、釜ヶ崎の現場で昼休みに荷物の見張りをしていたら

あやしい、おっさんが近づいて来て

「兄ぃちゃん!仕事にあぶれたんかいな、なんやったらうちの飯場に来ぃへんか?」

「ドヤに賄付きで月にこんだけ出すわ」

と一本だけ短くなった指を開いて見せた

「僕ぅ~遠慮しときまっさ」

僕は昔から危険な事・・

特にいじめっ子がこれから僕をいじめてやろうとする時とか

事前に危険を察しする予感に長けていて

この時も

(行っちゃいけない)

と言う危険信号が出ていた

後で先輩連中の聞いたら

山奥の‘タコ部屋,に送られるところだったそうだ

何でも着るものから食うもの皆、借金を背負わされて

死ぬまでこき使わされるんだそうな

ははは!

現代にこんなところは無いだろうが

ほんま、あの時‘タコ部屋,に入れられてたら

死んで無かったにしろ

どんな人生を歩んでいただろう

何の話やったっけ?

ああ

高校の卒業式か

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ご神託

2019-03-02 07:04:32 | Weblog

                        

さっき朝の6時にお参りに行きました。

ゴ~ンゴ~ンと遠くからお寺の鐘の音が聞こえ

境内に春を告げる小鳥たちが鳴いています。

昨日は我が家恒例のお祓いを受けました。

頭を下げ一生懸命に神さんにお参りしました

そうしたところ・・・

拝殿から神さんのご神託が聞こえたんです。

{一生懸命にお参りせんでええから、一生懸命働けよ!}

・・と

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