藤沢周平春秋山伏記「狐の足あと」
酒好きの水飲み百姓で子だくさんの権蔵は暮らしがにっちもさっちも行かなくなって
とうとう長女のはなを城下の女郎屋に売ってしまう
はなを売って手に入れた前渡金の半金、一両二分をその夜城下で皆飲んでしまう・・・
酒におぼれる奴って日頃は小心者が多い
その分、酔うと気が大きくなる
水飲みほねつぎ?のひろ造はここのところずっと家に生活費を入れていない
女房、子供の‘ヒモ,状態
それでも好きな酒は止められず
(安い酒なんぞ飲まれるかい!)
・・・と
銘柄にこだわった贅沢な酒飲み生活を続けている