藤沢周平短編集の‘しぶとい連中,
博打打ちの熊蔵は久しぶりの賭場の儲けでしたたか飲んだ帰りに
身投げをしようとした貧乏な3人組の母娘を助ける
そうしたところ、あろうことか助けた母娘に自分の長屋に押し掛けられる
最初は散々迷惑がっていた熊蔵だが母親と関係が出来てしまってから情にほだされ
最後は命がけで母娘の為に金を工面するようになる
・・・
昔から物語のこういった展開・・
薄幸な女性に突如幸運が舞い込む
しがない売春婦に金持ちの青年実業家が恋に落ちるプリティウーマンとか
遠い昔にはシンデレラ
万人受けする話なんだが実際にはめったに無い話で
だいたいが薄幸な人間に幸運は巡って来ないんだよな
朝、テレビを見ているとテニスの大阪なおみが勝利の‘雄叫び,を上げていた
ふと・・
(俺の人生で‘雄叫び,を上げた事ってあっただろうか)
かけっこはいつもビリで部活は万年補欠
受験はすべってばかりだったし
・・・
そうか
あるな
あったよ
パチンコで7が揃った時だ
777
それぐらいしか記憶に無いんだけど
ふっ!
つまらん人生やな