玉岡かおるさんの本
2代将軍秀忠の娘で豊臣秀頼に嫁いだ千姫の話
まだ半分ほどしか読んで無いんだが話の中に秀頼の娘で千姫に命を助けられた天秀尼の事が出てくる
大坂の陣で豊家が滅亡し秀頼自害後、秀頼と側室の間の子男子の国松は処刑されたが
娘の天秀尼は千姫の助命嘆願により仏門に入る事で死を報われ鎌倉の東慶寺に入山した
東慶寺にはいろんな伝説が残されていて有名な甲斐姫伝説などがあって
どれも天秀尼にまつわる話なんだ
僕も東慶寺には東慶寺には何度か行って調べてみたりしたけれど
天秀尼さんのお墓の隣に別のお墓が並んで立っていてその墓が甲斐姫さんのお墓らしいと言う事なんだけど
この玉岡かおるさんの小説の中では天秀尼さんの実の母親つまり秀頼の側室だった人の墓と書かれている
それと言うのも二つのお墓に書かれてある命日は半年しか違わず
娘の死を悲しんだ母親が後を追って半年後に自害して果てたと言う事だ
う~~ん
どっちか分からんけれど全然関係の無い人の墓だったりして
このお墓は東慶寺の鬱蒼とした山道の途中に苔むして残っていて説明文も何も無い
参拝者の誰もがありふれた墓として見過ごして立ち去るんだけれど
お墓の下には本当のところ誰が眠っているんだろう