江戸時代の7つの島を題材に書かれた短編集が載っている
最終章の隠岐島
佐渡島の水呑百姓の娘に生まれて小娘のときから娼家に売られて苦労ばかりで
生まれて一度も良い思いをしたことが無いと言う娼婦のお町
元流人の亀次郎に死んでもいいから島を出て他所で暮らしてみたいと泣きつき
亀次郎と二人で娼家を足抜けして運良く廻船船に潜り込むが嵐にあって隠岐島に流れ着く
ひょんな事からお町は隠岐島の庄屋の従妹の本百姓の後添いになって居つく
薄幸に生まれた女性が小さな幸せをつかむ
ただこれだけの話なんだが
なんだかホッとする話だね
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