HIROZOU

おっさんの夜明け

兵隊記

2020-05-28 07:25:14 | 

         

ようやく昨日から図書館が使えるようになった

しかしまだ棚の本から選べなくて自分がリクエストした本を受け取るだけだ

だいたい僕はいつもこの方式なので何の問題も無いが

図書館が使えない期間にブックオフで無駄な出費を重ねてしまった

リクエストは市内に所蔵されている本の中から読みたい本を選べる

今から50年ほど前の昭和の古い本もあるから

僕が生涯にわたって読み続けたいノンフェクションの戦記物も結構所蔵されている

もうほとんど読みつくしたけれど今回、初めて読む本が2冊あった

2冊とも作者の軍隊時代あからさまな初年兵時代の記述が書かれている

古ねん兵による不条理で理不尽、耐えがたいほどの暴力、いじめ、侮辱、

どの兵隊を扱った書物の初年兵時代を扱った記述の中に例外なくこれらの内容が含まれている

数十万人が戦死したインパール作戦やニューギニア戦線を扱った書籍の中で

ほとんどの初年兵たちの生き残れなかった理由に実戦に慣れて無かったとあるが

敵の弾丸や爆撃で死んだ数よりその何倍も伝染病など戦病死や餓死が多かった戦線で

生水の煮沸などを出来る自由な時間を有する古兵達と雑用に追われ直接生水に手を出さざるを得ない

初年兵達の伝染病への罹患率が死亡率に大きな違いが出たのは紛れもない事実だ

軍隊と言う特異な環境の中で理不尽な行いはどこの世界の軍隊でも同じだけれど

日本人独特な行為も苛まれる

最近、テレビ新聞、ラジオのようなマスコミ、SNSと呼ばれる世界もいろんな問題を孕んでいるが

戦記物を読んでいると日本人は昔から弱い者いじめでけっこう他人の足を引っ張り、尚且つ貶めて

自分の事は棚に上げて自画自賛できるのはけっして今に始まった事じゃ無いな

と思うと最近の風潮は幾らかしょうがないかと納得できる

典型的な日本人の私です

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