寝苦しい晩に頭の中をこの曲が流れてきた
小学校の100m徒競走の発走場面が蘇る
あの頃は身長順に競争メンバーが決まっていたからライバルは毎年同じ面々だった
僕のライバルはゆうじくん・・
いつもどちらかがビリかブービー
運動会のヒーローなんて異次元だった
昨日も寝苦しかった腰も痛いし
またあやふやな夢が・・
小学校5年生・・
2階の教室・・僕は窓際の席でいつも外を眺めていた
学校の外の畑で肥え担ぎを生業にしている‘へいたんにぃ,が畑に肥を担いできて下肥を撒いている
‘へいたんにぃ,は肥桶を天秤棒に前後に担いで
「ホッホ!ハッハ!」とリズムをとって踊るように畔を歩いている
ホッホ!ハッハ!
ホッホ!ハッハ!
僕は授業を聞かず‘へいたんにぃ,の動きをずっと見ていた
そのうち僕も小さな声で・・
ホッホ!ハッハ!
と‘へいたんにぃ,のリズムの合わせて口ずさんでいた
ホッホ!ハッハ!
そうしていたら背後にふと背後に不吉な予感が・・
「わりゃ!なにやっちょる」
と同時に僕の頭に鉄拳が
「わりゃわしの授業がちゃんちゃらおかしいて聞けんちゅーのかこら!」
「そんなに肥担ぎが好きやったら手伝うてきたらどうや、おう!」
と今どきの反社会勢力の人より汚い言葉を僕に投げかけて
僕の頭をこづきまわした・・
こんな何十年か前の光景がたまに夢の中に登場する
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