タムロンSP300mmF5.6 54B
最近すっかり望遠レンズにはまっています。特に200mm以上は人気がないのでオークションでも
ひとり舞台のときも多く、「ナンバーワンよりオンリーワン♪」と歌いながらゲトしてしまいます(^^)ゞ。
タムロンのむかしテレマクロ300mmF5.6です。最短撮影距離は1.7mで現在の水準からみれば
どうってことはないのですが、当時(1980年くらい?)ではかなりのエポックメイキングですね。
フィルター径はΦ58mmで、まったく膨らみのない鏡筒が逆にスレンダー美人です(*^^*)。
実際「寄れる」望遠レンズというのは非常に使いでがありまして、ちょっと腰の引けたようになりがちな
遠くのお花などもぼぼぼんと主題強調が可能です。おまけに300mmという超望遠ですから
今はやりの「一眼レフらしい背景のぼけた主題の強調された写真」にほぼ自動的になってしまいます。
ミノルタX-1 タムロンSP300mmF5.6 54B 1/125 開放 プロビア100F
相も変わらず夏は得意のハスの花のアップです。花びらのグラデーションが美しく、期待のボケも
「ボケのタムロン」の期待を裏切らない優しいボケですね。
ミノルタX-1 タムロンSP300mmF5.6 54B 1/125 開放 プロビア100F
一応マクロレンズですのでまじめにトンボさんも撮ります。たぶんタイワンウチワヤンマさんです。
他のトンボが近寄ると「われ、なに人のシマに入って気とるんじゃい!」
とばかり侵入者を追いかけまわすのでなかなか落ち着いてくれません(^^;)。
開放値はF5.6なので絞ってはなかなか使えないのですが、開放からこれだけの画質なら
文句はないですね。個人的にはこれくらいの焦点距離なら三脚座が欲しいのですが、そうすると
スレンダー美人でなくなってしまいますからら難しいところです。
実際開放F値の暗いレンズのほうが迷光や乱反射に強いわけで、デジタル時代の今こそ
「暗いけれどシャープで切れ込みの良い」小さな玉が欲しい今日この頃です(^^)。