ほしちゃんの「続・なるようにしか、ならん」。

安くてウマいもんと料理と旅行と音楽と競馬が好きなサラリーマンの暮らしを、ありのままに綴ります。

「路線バスの旅」は、なぜこんなにオモロいのか?

2015-08-08 23:50:24 | エンタメ

今日は、実家の墓参り以外は何もやっていない。世間は、実質今日からお盆である。今日は夜のテレビ大阪「ローカル路線バスの旅・第20弾」だけを楽しみに過ごし、期待通り楽しませてもらった。
今回は太川陽介・蛭子能取のレギュラーに加えマドンナ枠として森尾由美が加わり、北海道・洞爺湖温泉から3泊4日で道東の羅臼を目指すというものであった。
(実はテレビ東京では6/20に既に放送されていたのだが、我が関西地区はテレビ大阪が独自編成のため、今日まで待たされたのだった)

今回は最長移動でありながら、見事最短時間でゴールとなった。いつものような
「バス停とバス停が途切れており、何kmも歩く」
というのはなかったが、さすが北海道だけに乗りっぱなしで3時間というのがザラにあり、ロケはさぞキツかったであろう。

何故毎回この企画に釘付けになってしまうのか?それは取りも直さず、真剣でアナログだからである。
この旅は、路線や接続などについてネット・モバイル検索は全て禁止している。手元の地図と、行く先々で誰かに尋ねるしか出来ない。また、宿の交渉もリアルタイムである。このアナログな真剣さというのは、これだけネット・モバイルが発達した2015年においてはなかなか得られない。それだけに観ている側も達成感があるのである。

視聴率で言えば、ここ数年は日テレ系の独壇場だと云われる。特に日曜夜の「鉄腕DASH」「世界の果てまでイッテQ」の並びは強烈で、裏番組はなかなか太刀打ち出来ない。
強さの理由は、とにかくTOKIOとイモトアヤコが真剣だからだ。TOKIOは農作業・大工仕事など何でもこなし、イモトは登山家として立派な実績を残している。いわゆるひな壇芸人ばかりを並べてテキトーな事を言わせ、何の演出もしていないバラエティ番組とは一線を画している。
時代は、真剣なものを求めているのだ。

バス旅の「真剣さ」以外の面白さを語るとすれば、蛭子さんのブレなさであろう。
蛭子さんは、とにかくわがままで偏食がひどい。夜遅くに見知らぬ街の見知らぬ宿にたどり着き、必死の思いで宿泊交渉する。そこで何とか泊めてもらい、周囲に食事する場所もないからと宿が夕食まで用意してくれたのに
「…オレ、魚食えないんだよね…」
とやる。このブレないデビルぶりも、楽しみのひとつなのである。

この「ローカル路線バスの旅」は、ほぼ半年に一度放送される。次が、早くも待ち遠しい…