ほしちゃんの「続・なるようにしか、ならん」。

安くてウマいもんと料理と旅行と音楽と競馬が好きなサラリーマンの暮らしを、ありのままに綴ります。

マクドの「アボカドバーガー ビーフ」を、食べてみる。

2015-08-13 22:44:46 | うまいもん
お盆でネタもないので、食いモンネタで(苦笑)…

このところ、マクドナルドへのバッシングがエラい事になっている。例のナゲット事件以来その傾向は顕著だが、某TV局しかりそれまで隆盛を誇っていた企業が一旦落ち目になった時の叩かれ方は恐ろしいものがある。確かにトップの方針が誤っているのかもしれないが、個々の社員はみな一生懸命にやっている。画一的な評価は避けたい。

そんな中、友人が
「マクドのアボカドバーガーが、マズい」
という情報をくれた。一連のバッシングの延長か?それとも本当にマズいのか?
こういう場合、私は自分でウラを取る事にしている。
まず自分で店舗に行き、頼んでみる。

アボカドバーガーありきで頼んだのだが、他の「昼マック」が350~550円で食べられるのにわざわざ690円のアボカドバーガーセットを頼むのには、少々勇気が必要だった。

まず、紙をめくってみる。

このような四角いバンズだとは、思ってもみなかった。
続いてラーメンの「箸上げ」ならぬ、「めくり」画像。

上面にはたっぷりのアボカドと、ベーコン。下にはパテとチーズである。

早速、いただいてみる。
味は、正直悪くない。これはこれで、アリだと思った。
しかし、そこで690円という価格が、足枷になってくるのだ。

…690円も取っていて、このスカスカのバンズでいいのか?
…690円も取っていて、このベチャベチャのアボカドでいいのか?
…690円も取っていて、並の成人男子ならまず腹一杯にならないが、それでいいのか?

私は頼まなかったが、並の成人男子ならここでさらに100円マックの何かを追加するであろう。となると、トータル790円である。
790円払った割には、余りにも満足度が低いと言わざるを得ない。

土地柄にもよるので一概には言えないが、ランチは800円を超えて初めてウマいマズいを云々出来る。500~600円では、ひとまずお腹一杯になるかどうかが問題であって味は二の次、とは言いすぎだがその価格で食える事に価値がある。
仮に800円以上を「第一カテゴリー」、それ以下を「第二カテゴリー」とした場合、モスバーガーは間違いなく第一カテゴリーだ。それに対し、マクドの場合は30年ほど前からやれサンキューセットだバリューセットだ100円マックだで、第一カテゴリー入りを頑なに拒んできたように思える。

第二カテゴリーで戦うというマクドの戦略は、決して間違ってはいない。しかしこの10年そこらで、第二カテゴリーには従来の牛丼を含め讃岐うどんチェーンも出てきたし、コンビニの弁当も随分進化した。敵が増えすぎたのである。
仮に吉野家で「特盛り」を頼んでも、560円。間違いなく腹一杯になる。
「サイゼリア」でハンバーグセットを頼み、ライスを大盛りにしても530円。こちらもボリュウムは充分だ。
「丸亀製麺」で、かけうどんを大盛りにしてかき揚げを載せ、おにぎりを付けても計650円。こちらも腹一杯だ。
コンビニで490円の弁当だけでも腹一杯だが、これにカップ麺を付けたら計650円で腹が張り裂ける。

これが、第二カテゴリーの現実だ。
600円そこそこで、どこも腹一杯にさせてくれるのに決して腹一杯にもならないセットを690円で出すマクドが、第二カテゴリーで勝者になれる公算があるとは正直考えにくい。

…カサノバさん、私の意見を参考にしてもらえませんでしょうか…?