ほしちゃんの「続・なるようにしか、ならん」。

安くてウマいもんと料理と旅行と音楽と競馬が好きなサラリーマンの暮らしを、ありのままに綴ります。

恐れ入った。久御山のラーメン「天海」。

2016-06-12 21:45:10 | うまいもん
天気も悪いし子どもらも忙しいし、肩も痛くて何もする気が起きないので(苦笑)
「前から知ってはいたが、行った事がなかった近所のラーメン店めぐり」
を再開する事にした。

久御山町の「ラーメン天海」。

我が家からまっすぐ西にクルマで10分ほどのところ、イオンの近くである。
ここは以前、「百万石」という名前だった。その時代、もう10年前に一度だけ行った事があったのだがすっかり忘れていた。

メニュウは、こんなんである。

確か10年前も、こんなだったような…いわゆる居抜きなどではなく、単に改名しただけだろうか。
考えるのも面倒なので、こちらのセットにしてみた。

言っちゃ悪いが、こんな辺鄙な処でこんな古めかしい店構えで950円か…
なかなか強気な商売だ、とその瞬間は感じた。

しかしそのヨコシマな思いは、こちらの炒飯と共に打ち砕かれた。

なんだ、このサービス精神のカタマリのような炒飯は。
卵、刻み焼豚、青々とした刻み九条ネギで米粒という米粒の間が埋め尽くされている。
しかも、その盛りもハンパではない。メニュウには「焼きめし 小」となっているが、これはもはや小サイズではない。
レンゲではなく銀スプーンでいただくのだが、味もまた素晴らしい。それほどパラッとした仕上がりではないのだが、口に含んだ瞬間の卵・油・ネギ・焼豚・醬油の五重奏がナイアガラ・サウンドのような分厚さで押し寄せるのである。

そしてラーメンが着丼。

見よ、この焼豚の大サービスぶりを。こんな辺鄙な処まで来させてごめんね、でもお腹いっぱいになって帰ってね、というマスターご夫妻の思いがひしひしと伝わってくる。
箸を上げてみる。

「食べログ」のある人のクチコミによると、麺は中細のストレートで「中金製麺所」さんのを使っているらしい。
スープはいわゆる京都ラーメンらしい豚骨醬油で、コクがありながらさっぱり飲ませる。

天海よ、今まで20年以上素通りしていて悪かった。
これほどサービス精神が旺盛でウマい店とは知らなかった。
これから、贔屓にさせていただきます(笑)…